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2019/9/27
家族で学ぼう!いざというときに役立つ
防災クイズ⑫「火山(噴火)編」
日本は、近畿と四国を除いたほぼ全域に活火山が広がる火山大国であり、その数は111にも及びます。ひとたび噴火すれば、道路や建物の崩壊、農作物への被害など、ライフラインが途絶えてしまうおそれがあります。決して他人ごとではない噴火被害とその対策について、クイズを通して学んでいきましょう。
油断は禁物!噴火被害への備えを確認しておこう
火山の噴火による被害は、他の自然災害と比較するとイメージしづらいため、生活への影響や日ごろからできる備えを知らない方が多いのではないでしょうか。噴火による被害は計り知れないものがあります。今回のクイズを通して、正しい知識を身につけましょう。
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Q1 “噴火の記録はあるが、今は活動していない火山”の分類として、正しいものはどれでしょう?
①活火山
②休火山
③死火山 こたえ -
A1「①」
答えは①です。
かつて、活動を休んでいる火山は「休火山」と呼ばれていました。しかし、休んでいる火山でもいずれ活動を再開する可能性があることから、気象庁では現在、噴火の記録がある火山すべてを「活火山」と分類しています(2019年時点)。
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Q2 噴火と深い関係があるのはどれでしょう?
①津波 ②竜巻 ③地震 こたえ -
A2「③」
答えは③です。
地震は火山の噴火を誘発する危険性があります。地震の後、数年たってから噴火したケースもあるので、地震が起きた後、しばらくは注意が必要です。
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Q3 高温の石や火山灰、火山ガスなどの混合物が、火口の斜面から流れ下りる火砕流。その温度はどのくらいでしょう?
①500度 ②100度 ③50度 こたえ -
A3「①」
答えは①です。
火砕流の温度は数百度、速度は時速数十キロから数百キロにも達し、噴火の中で最も恐ろしい災害を引き起こすものです。
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Q4 噴火に遭遇してしまった場合の行動として「正しくないもの」はどれでしょう?
①防塵マスクやヘルメットを着用する
②珍しいので近くまで見に行く
③火山から遠ざかり、安全な場所に避難する こたえ -
A4「②」
答えは②です。
気象庁や市町村などから噴火の警告があったら、避難指示にしたがって、落ち着いて安全な場所に避難しましょう。一見大丈夫なように見えても、自分の感覚だけで「安全」だと判断してはいけません。
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Q5 火山灰による健康被害について、正しいものはどれでしょう?
①歯痛
②花粉症
③ぜんそく こたえ -
A5「③」
答えは③です。
細かい火山灰が肺に入ると、気道を刺激してぜんそくや炎症などを引き起こす可能性があります。避難するときは、降ってくる火山灰に備えて防塵マスクをつけましょう。防塵マスクは密閉性が高いので、火山の噴火に限らず備えておくと安心です。
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Q6 気象庁が発表する噴火警戒レベルの「避難」「避難準備」「入山規制」のうち、一番危険が迫っているのはどれでしょう?
①避難
②避難準備
③入山規制 こたえ -
A6「①」
答えは①です。
噴火警戒レベルは、「避難」「避難準備」「入山規制」「火口周辺規制」「平常」の5段階があります。最も高レベルが「避難」で、地域に大きな被害をおよぼす噴火が起こったときに発令されます。なお、噴火警戒レベルは以下より確認ができます。
気象庁・噴火警報・予報
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/
予測が難しい噴火には、避難経路の確認が必須!
火山は継続的に観測が実施されているものの、噴火の予測は難しいとされています。そのため、急な噴火に対してもすみやかな行動がとれるように、日ごろから備えておくことが重要です。防災科学技術研究所では、火山ごとのハザードマップや防災マップを公開しているので、避難経路を確認しておくとよいでしょう。
防災科学技術研究所 火山ハザードマップデータベース
https://kazan.bosai.go.jp/v-hazard/
「親子で学べる防災クイズ」はジャンル別に12種類のクイズを用意しています。クイズは知識が身につくだけでなく、家族とコミュニケーションをとるきっかけにもなります。家族や友だち、学校などでぜひご活用ください。
クイズ監修:国崎信江先生 (危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表)
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