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2019/8/22
家族で学ぼう!いざというときに役立つ
防災クイズ⑩「台風編」
夏から秋にかけて多くの台風が上陸する日本では、毎年大きな被害が報告されています。特に近年の台風は、異常気象の影響を受けて急に大型化することもあるので注意が必要です。防災クイズ「台風編」では、台風が発生しやすい時期を前に、覚えておきたい注意事項をご紹介します。災害時の家のまわりの状況を想像しながら取り組んでみてください。
強風だけではない!知っておきたい台風の備え
台風が上陸したとき、気をつけなければならないのは強風だけではありません。土石流や浸水などの被害をともなうことも多くあります。もしものときの備えのために、起こりうる被害を認識しておきましょう。
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Q1 普段から、近所の人と協力してできる台風への対策はどれでしょう?
①外出や旅行を控える
②側溝や排水口の掃除をして、水はけをよくしておく
③家具などの家財道具を高いところに置く こたえ -
A1「②」
答えは②です。
ゴミや泥で水が詰まってしまうと、道路に水があふれて危険です。普段から近所の人といっしょに掃除しておくと安心です。家財道具を高いところへ移動させるのは、台風が迫り、浸水の危険がある場合にしましょう。
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Q2 台風が近づいてきたときの対策として「正しくないもの」は次のうちどれでしょう?
①いつでも避難できるように防災グッズを用意する
②家の外に出て台風のようすをチェックする
③テレビやラジオなどで天気予報をチェックする こたえ -
A2「②」
答えは②です。
台風が近づいてきたら、テレビやラジオなどで天気予報をよく聞き、危険な場所に近づかないようにしましょう。防災グッズは、地震や集中豪雨などのことも考えて用意しておくと安心です。
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Q3 台風が近づき、雨や風が強くなることで起きるかもしれない被害はどれでしょう?
①強風で道路にひびが入る
②海で津波が起こる
③強風で看板が飛んだり木が倒れる こたえ -
A3「③」
答えは③です。
強い風が吹き続けると、看板が飛んだり、木や電柱、建物が倒れてしまうことも。また、雨がたくさん降って地面がやわらかくなると、がけ崩れや地すべりが起こりやすくなるので注意しましょう。
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Q4 台風による大雨で発生しやすくなる土砂災害のうち、「地すべり」の説明として正しいのはどれでしょう?
①強風によって木が倒されて転がること
②斜面の地面が大きなかたまりのまま、ずるずると下に移動する現象のこと
③台風による高波で、海岸の砂浜がけずられてしまうこと こたえ -
A4「②」
答えは②です。
「地すべり」は土地が地下水の影響を受けて下方に移動する現象で、比較的なだらかな斜面で起こりやすいのが特徴です。土砂災害には地すべりのほか、「土石流」や「がけ崩れ」などがあり、台風などの大雨で発生しやすくなります。
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Q5 台風が接近し雨や風が強くなっているときの行動として「正しくないもの」はどれでしょう?
①外出を控える
②駅などの地下で台風が過ぎるのを待つ
③屋外にいる場合、飛来物に注意する こたえ -
A5「②」
答えは②です。
雨が降り続くと、駅などの地下は浸水する恐れがあります。地上よりも水がたまる勢いが早いのでとても危険です。
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Q6 膝の位置まで浸水しているときに避難する場合、道路での移動の仕方で、正しいものはどれでしょう?
①棒などをもって、足元の安全を確かめながら歩く
②長靴を履く
③濡れないように車で移動する こたえ -
A6「①」
答えは①です。
水面下では、側溝の場所がわからなかったり、マンホールのフタが外れているなど、危険がたくさん潜んでいます。長い棒などで安全を確認しながら歩きましょう。
長靴での避難は、中に水が入ってしまうと動きづらくなるので、かえって危険です。長靴の高さより水位がある場合は、紐でしめられる運動靴で避難しましょう。車は、排気口が水につかると停まってしまうので利用せず、水深が膝上または水に流れがあるときは、無理に避難せずに建物の2階など高い所で救援を待ちましょう。
台風の被害から身を守るためには事前の備えが大切
台風による災害はいつ自分の身に起こっても不思議ではありません。万一避難が必要となったときには、増水した川や崖などには近づかないようにしましょう。安全なルートで避難ができるよう、ハザードマップ等で危険な場所を事前に確認しておくと安心です。
「親子で学べる防災クイズ」はジャンル別に12種類のクイズを用意しています。クイズは知識が身につくだけでなく、家族とコミュニケーションをとるきっかけにもなります。家族や友だち、学校などでぜひご活用ください。
クイズ監修:国崎信江先生 (危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表)
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