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2019/7/31
家族で学ぼう!いざというときに役立つ
防災クイズ⑨「竜巻・雷編」
たびたびニュースなどで竜巻や雷の被害が報道されますが、その恐ろしさや対処法については意外と知られていません。竜巻や雷は急な気候の変化によって発生するため、思わぬ被害に遭ってしまう可能性があります。もしものときに安全な行動がとれるよう、正しい知識をクイズで学びましょう。
急な竜巻や雷に対応するためには事前の知識が必須
竜巻や雷は頻度こそ多くないものの局地的に発生し、人命にもかかわる大きな被害をもたらすことがあります。もしものときのために正しい知識を身に付けておきましょう。
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Q1 日本で発生する竜巻の特徴として、正しいものはどれでしょう?
①いつどこにでも発生する可能性がある
②内陸部で多く発生する
③春に集中して発生する こたえ -
A1「①」
答えは①です。
竜巻は、台風シーズンの9月ごろに多く確認されますが、季節に関係なく発生する可能性があります。場所は沿岸部が中心ですが、夏は内陸部でも発生します。秋は西日本の太平洋側で、冬は日本海側で多くなります。
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Q2 竜巻が発生する前触れとして正しいものはどれでしょう?
①急に温かい風が吹き出す
②大粒の雨や雹が降り出す
③真っ白な雲が空を覆う こたえ -
A2「②」
答えは②です。
竜巻がくる前は、真っ黒な雲が近づいて、周囲が急に暗くなります。雷の音がして冷たい風が吹き、大粒の雨や雹が降り出したら注意しましょう。
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Q3 屋外にいる場合、竜巻から身を守るための行動として「正しくないもの」は次のうちどれでしょう?
①避難できる場所がない場合、近くの水路やくぼみに身をふせ、両腕で頭と首を守る
②木や電柱にしがみつく
③頑丈な建物に避難する こたえ -
A3「②」
答えは②です。
屋外にいる場合、近くの頑丈な建物に避難しましょう。太い木や電柱でも倒れてくることがあるので、竜巻が近づいたときは、なるべく離れるようにしてください。
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Q4 雷に打たれて動けなくなっている人がいたらどうしたら良いでしょう?
①感電の恐れがあるので触れない
②専門家でないと何もできないので救急車を待つ
③救急車を呼び、近くにいる人と協力して人命救助にあたる こたえ -
A4「③」
答えは③です。
雷による心停止では、心肺蘇生法(人工呼吸、心臓マッサージ)で人を助けられる可能性が高いです。雷に打たれた人に触っても感電はしないので、近くにいる人と協力して人命救助にあたりましょう。
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Q5 屋外にいる場合、雷から身を守るための行動として「正しくないもの」は次のうちどれでしょう?
①建物の中に移動する
②車の中に移動する
③大きな木の下に移動する こたえ -
A5「③」
答えは③です。
背の高い木の近くにいると、落雷による電流が人へ飛びうつることがあり危険です。山などで激しい雷雨にあったら、幹や枝から離れて、姿勢を低くしましょう。車やバス、電車は、金属を伝って地面に電気が逃げるので、中にいれば安全です。
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Q6 屋内にいる場合、雷から身を守るための行動として「正しくないもの」は次のうちどれでしょう?
①お風呂に入る
②雷注意報が出たら電化製品のプラグをコンセントから抜く
③壁や柱などから離れる こたえ -
A6「①」
答えは①です。
雷鳴が聞こえたら調理や入浴、洗濯などは避けてください。雷は水道管や排水管のほか、電源コードを伝わってくることがあります。雷鳴を聞いてから電化製品を触るのも危険です。プラグを外すのは雷注意報が出たときにしましょう。電流が伝って流れることもある壁や柱からはできるだけ離れましょう。
気象情報をこまめにチェックして天気の急変に注意
竜巻と雷は、積乱雲の近くで発生しやすく、同時に起こることもあります。積乱雲は移動しながら狭い範囲に大きな影響を与えるため、たとえ雨が降っていなくても油断はできません。注意報が発表されたときはもちろん、このようなサインを感じとったときには、なるべく外出を控え、頑丈な建物の中で待機するようにしましょう。
「親子で学べる防災クイズ」はジャンル別に12種類のクイズを用意しています。クイズは知識が身につくだけでなく、家族とコミュニケーションをとるきっかけにもなります。家族や友だち、学校などでぜひご活用ください。
クイズ監修:国崎信江先生 (危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表)
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