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2019/3/8
家族で学ぼう!いざというときに役立つ
防災クイズ⑥「豪雪・雪崩編」
「雪化粧」や「銀世界」と言われるように、雪景色は美しいものですが、一方で雪は災害の原因にもなっています。じつは、世界中の国と比べても積雪が多い日本。運転時の路面の凍結や、冬山レジャーの際の雪崩など、私たちの身近なところに、雪による災害の可能性が潜んでいます。防災クイズ第6回は「豪雪・雪崩編」です。今回のクイズから、万一のときに気をつけたいポイントを災害ごとに紹介します。ご家族みんなで楽しく学んで、いざというときに適切な行動がとれるよう、準備をしましょう。
滑りやすく危険!意外と知らない雪への対策
積雪後は路面が凍結し、滑るとわかっていても、ふとした瞬間に油断してしまうもの。他にも意外と見落としがちなポイントがいくつかあります。クイズを通して、雪に関する正しい認識をもっておきましょう。
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Q1 雪道を歩くときに注意することとして正しいものはどれでしょう?
①大きな歩幅で歩く
②ポケットに手を入れる
③滑り止め機能のついた靴を履く こたえ
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Q2 雪道を車で走るとき、してはいけないことはどれでしょう?
①車間距離を多めにとる
②昼間にライトを点灯させる
③急ブレーキ こたえ -
A2「③」
答えは③です。
雪道での急な操作は、スリップや事故の原因になります。車間距離が短いのも急ブレーキのもとです。いつにも増して、「ゆっくり発進」「ゆっくりブレーキ」「静かにハンドル操作」を心がけてください。吹雪のときはライトを点けて自分の車の存在を知らせましょう。
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Q3 雪の事故を防ぐために注意することとして正しいものはどれでしょう?
①大きな屋根の下に近づかない
②つららはできるだけ長くなるまで落とさない
③寒いのでエンジンをかけたまま長時間停車する こたえ -
A3「①」
答えは①です。
屋根の下は、屋根に積もった雪が落ちてくることがあるので近づかないでください。つららも落ちてくると危ないので、小さいうちに取り除きましょう。車は、雪の中でエンジンをかけたまま、長時間停めてはいけません。排気ガスが車内に充満して危険です。
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Q4 雪山で、最も雪崩が発生しやすい場面はどれでしょう?
①ゆるやかな斜面
②古い雪の上に多量の新雪が積もったとき
③背の高い木が密集している場所 こたえ -
A4「②」
答えは②です。
古い積雪の上に多量の雪が降って、
新雪が滑り落ちる雪崩は「表層雪崩」と言われています。表層雪崩は、大きな雪煙を上げながら新幹線のように高速で長距離を走ります。急な斜面や、低い木がまだらに生えている場所も危険です。
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Q5 雪崩に遭遇してしまったら、どうしたらよいでしょう?
①あきらめて流れに身を任せる
②雪崩と同じ方向に逃げる
③雪崩から遠ざかる方向に逃げる こたえ -
A5「③」
答えは③です。
滑降中であれば転ばないようにし、
雪崩から遠ざかる方向に逃げましょう。岩や樹木など、つかまれる物があればつかまってください。巻き込まれてもあきらめてはいけません。大声で仲間に場所を知らせ、泳ぐようにしてもがきながら、頑張って浮上しましょう。
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Q6 雪が引き起こす災害でないものはどれでしょう?
①洪水
②建物の倒壊
③水不足 こたえ -
A6「③」
答えは③です。
気温が急に上昇したり、大雨が降ると、雪が一気に溶けて洪水となることがあります。また、降り積もった雪の重さに耐えきれず、建物や樹木、ビニールハウスなどが倒壊することもあります。
雪や凍った道路の近くでは落ち着いて慎重な行動を!
今回のクイズはいかがでしたか?積雪後は思わぬ危険が潜んでいます。子どもが雪を見てはしゃいでいるときは、足を滑らせたり、落ちてきた雪に巻き込まれたりしないように、注意をしてあげましょう。
「親子で学べる防災クイズ」はジャンル別に12種類のクイズを用意しています。クイズは知識が身につくだけでなく、家族とコミュニケーションをとるきっかけにもなります。家族や友だち、学校などでぜひご活用ください。
クイズ監修:国崎信江先生 (危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表)
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