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2019/9/13
家族で学ぼう!いざというときに役立つ
防災クイズ⑪「高潮・波浪編」
夏は海水浴などで海に注意が向けられますが、じつは高潮・波浪による被害は夏から秋にかけた9月に多いことをご存じでしょうか?津波ほど一度に大きな被害をもたらしませんが、島国である日本はその発生頻度が高いため、油断はできません。秋以降も気を付けたい高潮・波浪に関する知識をクイズで学びましょう。
高潮・波浪から身を守るためには素早い判断が重要!
高潮や波浪が発生すると猛烈な勢いで波が押し寄せてくるので、一刻も早い避難が求められます。いざというときに適切な行動がとれるよう、あらかじめ避難方法などを家族みんなで確認しておきましょう。
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Q1 高潮とはどんな現象でしょう?
①地震の影響で、海底が急に変化し、海面が上昇すること
②台風などの影響により海水の濃度が濃くなること
③台風や低気圧による強風で、海面の高さが異常に高くなること こたえ -
A1「③」
答えは③です。
高潮は、台風や強い低気圧の影響で、海水面がいつもより大幅に高くなる現象のことを指します。太陽や月の引力によって海面が上昇する「潮汐」と同時に発生すると、さらに海面が高くなり被害が大きくなるため注意が必要です。
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Q2 高潮によって発生する被害として「正しくないもの」はどれでしょうか?
①浸水被害 ②河川の氾濫 ③津波 こたえ -
A2「③」
答えは③です。
高潮では、海面が上昇することにより海水が防波堤を越えて流れ込み、床上
・床下や田畑に浸水することがあります。また、河川を遡って海水が押し寄せることによる、河川の氾濫にも注意が必要です。なお、津波は地震などの影響で急激に海底の地形が変化し、海面が
盛り上がることで発生します。
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Q3 高潮から身を守るため、日ごろからできる備えとして「正しくないもの」はどれでしょう?
①天気予報に注意する
②家族と一緒に避難経路を確認しておく
③浸水しても大丈夫なように水着を着ておく こたえ -
A3「③」
答えは③です。
家族と一緒にハザードマップなどを参考にして、事前に避難経路を確認しておくことが大切です。停電や道路の不通なども予想されますので、気象庁が発表する警報・注意報などを確認し、早めの避難を心がけましょう。
気象庁「気象警報・注意報」
https://www.jma.go.jp/jp/warn/
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Q4 高潮から避難する際に気をつけることとして「正しくないもの」はどれでしょう?
①土石流やがけ崩れが予想される道を避ける
②車の使用を避ける
③ギリギリまで様子を見る こたえ -
A4「③」
答えは③です。
高潮などによって海水が侵入してくる勢いは猛烈で、家が流されることも。早めの避難を心がけましょう。豪雨のときは、土石流やがけ崩れの危険もあるので、あらかじめ安全な避難経路を確認しておくことが大切です。
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Q5 波浪とはどんな現象でしょうか?
①地震によって起きる波のこと
②船が通った後にできる波のこと
③風によって起きる波のこと こたえ -
A5「③」
答えは③です。
波浪には、風が海面に当たって起きる「風浪」と風によってできた波が伝わってきてできる「うねり」の2種類があります。波の高さによって危険がある場合には「波浪注意報」や「波浪警報」が気象庁から発表されます。
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Q6 海上における事件・事故の緊急通報用電話番号はどれでしょうか?
①119 ②118 ③110 こたえ -
A6「②」
答えは②です。
以下に当てはまる場合には「118」へ通報しましょう。
・海難人身事故に遭遇した、または目撃した。
・油の排出等を発見した。
・不審船を発見した。
警報・注意報が発令されたらすぐに海から離れましょう!
今回のクイズにもあったように、台風や低気圧の影響で海面は驚くほど高くなります。大きな波にさらわれてしまう恐れもあるので、決して様子を見に海へ近づいてはいけません。警報・注意報が発令されたときには、速やかに海岸から離れた高台などに避難するようにしましょう。
「親子で学べる防災クイズ」はジャンル別に12種類のクイズを用意しています。クイズは知識が身につくだけでなく、家族とコミュニケーションをとるきっかけにもなります。家族や友だち、学校などでぜひご活用ください。
クイズ監修:国崎信江先生 (危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表)
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