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2023/6/30
~6月26日は雷の日~
夏は特に注意!雷の被害は保障される?
不安定な天気が多いこの時期は、大雨の被害とともに、落雷の被害も多い傾向にあることはご存知でしょうか?今回は落雷被害の例とその保障、また家庭でできる対策についてご紹介します。
雷とは
雷とは、大気中で大量の正負の電荷分離が起こり放電する現象です。雲が発達すると雲内で氷の粒がこすれあって静電気が発生し、雲の上層と下層で蓄えた電気の量に偏りができます。この偏りを中和するため、雲から地面に向って放電すると、落雷となります。
日本では年間に100万回もの雷が発生しており、気候変動の影響で雷の発生件数は増加することが予想されています。落雷による死傷事故は毎年報告されているうえ、火災や家電の故障などの被害も引き起こします。
フランクリン・ジャパンの雷観測ネットワーク(JLDN) https://www.franklinjapan.jp/raiburari/data/1381/より
落雷被害、保障は?
一般的な火災保険の基本保障には、「火災、風災、雪害」と合わせて落雷による被害への保障が含まれています。しかし、「建物のみ」「家財のみ」「建物と家財の両方」など、加入の仕方によって保障の対象となる範囲が異なります。建物・家財どちらか一方のみの加入ですと、被害があった対象によっては保障されない場合がありますので注意しましょう。
<補償の対象となる落雷被害例>
- ・自宅の屋根に雷が落ち、瓦が吹き飛び、屋根に穴があいてしまった。*1
- ・自宅の至近距離に雷が落ちたため、ガラスが破損した。*1
- ・自宅に雷が落ち、パソコンが故障。パソコンを買い替えた。*2
※1建物が保障の対象に含まれる場合。
※2家財が保障の対象に含まれる場合。
落雷だけでなく、これから多くなる豪雨などの自然災害に備えるためにも、住宅保障についてぜひご検討ください。既に加入されている方も、この機会に保障内容を再確認ください。
専門家に聞いた!家庭でできる対策
今回は、兵庫県尼崎市に本社を置く日本で唯一の雷対策専門メーカー「音羽電機工業株式会社」さんにご協力いただき、雷の危険性や、家庭でできる落雷対策についてお話をうかがいました。
おすすめ対策 ①
一般家庭での対策として、建物内の電子機器を守る「避雷器(SPD)」があります。機器が故障するのは、落雷によりコンセントなどから一時的に大きな電流が流れて(雷サージ)機器に侵入することが原因です。その侵入を遮断する避雷器は、留守の時など、コンセントを抜くことができない状況の時にも便利です。
おすすめ対策 ②
もしも落雷によって家庭にある電化製品(家電)が壊れた場合、慌ててすぐに直接触れず、まずはその電化製品(家電)が繋がっているコンセントを元から抜きましょう
おすすめ対策 ③
雷が鳴っていたら、まずは建物内や自動車内に逃げることが望ましいです。屋外のゴルフ場や野球場など、どうしても近くに建物がない場合には、足を閉じ、その場にしゃがみます。木の下も危険です。
意外と知らない!?雷の豆知識
①金属を身に付けなければ安全?ゴム製品を身に付ければ安全?
同じ身長の人が二人並んだ場合、身に付けているものの素材に関係なく雷を引き寄せる効果は同じです。身に着けている眼鏡や時計、ネックレスといった金属類を外したとしても、落雷を阻止する効果は変わりません。
また、通常ゴム製品は電気を通しにくいですが、雷のように非常に高い電圧に対し、ゴム製品の絶縁効果は期待できません。
②雷の時に傘をさしても大丈夫?
雷は、少しでも高く・細く・突き出た場所に落ちやすい性質があります。そのため傘やゴルフクラブなどを頭より上に掲げると、雷を誘引するため大変危険です。できるだけ早めに、鉄筋コンクリートの建物や自動車※3、電車の内部など、比較的安全な場所へ避難しましょう。
近くに安全な建物や乗り物がない時は、電線(配電線・送電線)の下や、鉄塔や電柱※4の付近に避難しましょう。
※3オープンカー・バイク・ゴルフカートなどは不可
※4鉄塔や電柱からは2m以上離れる
③木の下で雨宿りをしても大丈夫?
雷の電流は物や人から飛び移ってくることがあります。 鉄塔と違い木は電気を通しにくいため、木に落雷した場合、その近くの電気を通しやすい物体(人)に電流が飛び移ることがあります。雷が鳴っている時に木の下で雨宿りすることは避けましょう。
参考:気象庁 防災啓発ビデオ「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/cb_saigai_dvd/kaisetsuhen_jp.html1/
株式会社フランクリン・ジャパン.“教えて!フランクリン先生” .2020
まとめ
自然災害の発生予測はできても、その被害までは予測することができません。ぜひこの機会に、住宅保障のご検討や、ご自身の保障の確認・見直しをしてください。
こくみん共済 coopの「住まいる共済」は家財のご契約で、落雷による家電などの被害についても保障の対象となります。
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