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2019/4/11
家族で学ぼう!いざというときに役立つ
防災クイズ⑧「火災編」
みなさんは、火事が起きたときの適切な対処をご存じですか?誤った対処をしてしまうと、逆に火が燃え広がったり、煙によって息がしづらくなったりと、命にかかわるような危険が生じることもあります。正しい知識をもって、判断・行動することが大切です。今回の防災クイズ第8回「火災編」に挑戦して、いざというときに自分や家族の身を守れるようにしましょう。
火事は対処が難しい!覚えておきたい最適な行動
料理中の引火、子どもの火遊び、たばこの不始末など、ちょっとした不注意が、大きな火災につながることも。必要な備えや、取るべき行動をクイズで確認しましょう。
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Q1 火事を見つけたら、まず何をすればよいでしょう?
①逃げる
②「火事だ!」と叫ぶ
③火を消す こたえ -
A1「②」
答えは②です。
まずは周りの人に「火事だ!」と大声で知らせましょう。どんな大火も小さな火から始まるので、初期消火は大切です。
子どもしかいないときは大人に頼んで消火をしてもらいましょう。逃げ遅れが怖いので炎が身長を超える高さになったら消火をあきらめてすぐに避難しましょう。
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Q2 てんぷら油に火がついたときの正しい対処法はどれでしょう?
①加熱を止める
②野菜を投げ入れる
③水をかける こたえ -
A2「①」
答えは①です。
まずは落ち着いてガスや電気による加熱を止めましょう。消火器がなければシーツを濡らして鍋全体を覆うように掛けたり、鍋のふたで空気を遮断して消火します。子どもには投げるタイプの消火剤のほうが使いやすくて安全ですね。水を掛けたり野菜を投げ入れると、水分が瞬間的に蒸発し、爆発的に炎が広がるので絶対にやってはいけません。※子どもしかいないときは、まず避難して大人に知らせましょう。
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Q3 消火器を使うとき、最初にすることはどれでしょう?
①安全ピンを抜く
②ホースをはずし火元に向ける
③レバーを強くにぎる こたえ -
A3「①」
答えは①です。
消火器を使うときは、最初に黄色の安全ピンを上に引き抜きます。次にホースをはずして火元に向け、レバーを強く握って放射してください。また、いざというときのために「ビン、ホース、レバー」と覚えておきましょう。避難訓練や防災センターなどで実際に練習して感覚をつかんでおくといいかもしれません。
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Q4 一般的な消火器の放射時間はどれでしょうか?
①約15秒
②約30秒
③約60秒 こたえ -
A4「①」
答えは①です。
意外と短いと思った人が多いのではないでしょうか。消火器では、短時間に大量の粉末を放射するのが効果的なので、一般的な粉末消火器の放射時間は、15秒程度となっています。
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Q5 火災への対策で「正しくないもの」はどれでしょう?
①コンセントにたまっているホコリを掃除する
②大人に隠れて火遊びをする
③お年寄りや子どもは逃げやすい場所を寝室にする こたえ -
A5「②」
答えは②です。
火遊びはもちろん、子どもだけで火を使うのはとても危険です。絶対にしてはいけません。家の中で意外と気づかないのは、コンセントのホコリ。たまっていると、そこから火災が発生することがあるので注意しましょう。
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Q6 けむりについて、「正しくないもの」はどれでしょう?
①けむりは、1回か2回吸い込んだだけでは問題ない
②床付近には新鮮な空気が残っている
③けむりは視界をさえぎって避難のさまたげになる こたえ -
A6「①」
答えは①です。
けむりは有毒で、吸い込むと命にかかわります。けむりが出る前に素早く外にでましょう。けむりが充満してきたら姿勢を低くして壁伝いに横方向か下方向へ逃げます。けむりが上方向に進むスピードは想像以上に速いことを覚えておきましょう。防煙マスクを備えておくと安心です。
火災から身を守るには正しい知識を知っておくことが不可欠
火災は、原因によって消火方法が違ったり、けむりが上に進むスピードが想像以上に速かったり、知らないと命にかかわることもあります。家族みんなで知識を共有し、火災時の対処法などを話し合っておきましょう。休日に親子で、防災センターの体験学習に参加してみるのもいいかもしれません。
「親子で学べる防災クイズ」はジャンル別に12種類のクイズを用意しています。クイズは知識が身につくだけでなく、家族とコミュニケーションをとるきっかけにもなります。家族や友だち、学校などでぜひご活用ください。
クイズ監修:国崎信江先生 (危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表)
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