Let'sセルフメンテナンス! こくみん共済 coop のWebカルチャースクール Let'sセルフメンテナンス! こくみん共済 coop のWebカルチャースクール

人生100年時代、「すこやかであること」は誰もが望むところ。
すこやかなココロやカラダ、日々の豊かさを保つための、ちょっとした知識、
ちょっとした実践法。それらは、生きてゆく中で遭遇するかもしれない、
いざというときにも、思いがけず役立つかもしれません。
こくみん共済 coop のWebカルチャースクールは、
自分をメンテナンスするためのヒントを、シリーズでお届けします。

人生100年時代、「すこやかであること」は誰もが望むところ。
すこやかなココロやカラダ、日々の豊かさを保つための、ちょっとした知識、ちょっとした実践法。それらは、生きてゆく中で遭遇するかもしれない、いざというときにも、思いがけず役立つかもしれません。
こくみん共済 coop のWebカルチャースクールは、自分をメンテナンスするためのヒントを、シリーズでお届けします。

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前編

苦手な人でも大丈夫
楽しく続けられる片づけの工夫

苦手な人でも大丈夫 楽しく続けられる片づけの工夫

すぐ家の中が散らかってしまう。モノが多すぎて、どうしまったらいいのかわからない。自分は片づけが苦手だ、と思っている人はいませんか?これまでに2,000軒以上の家を訪問し、片づけ指南をしてきた収納王子コジマジックさんがその悩みを解決。片づけが苦手な人でもすぐ実践できて、楽しく続けられる片づけ方法について、伝授します。前中後編3回シリーズでお届けします。

一般社団法人日本収納検定協会
代表理事

収納王子コジマジックさん

片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルであり、松竹芸能で25年の芸歴を積んだ芸人でもある。収納に“笑い”を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上、著書・監修本は累計35万部を超える。“収育”を理念として掲げた一般社団法人日本収納検定協会を設立し、お片づけを楽しむ検定「収検(収納検定)」をスタートさせる。

日本収納検定協会 公式サイト

片づけの順番は、「出す」「分ける」「しまう」

今回は、収納王子コジマジックさんのご自宅を訪問。各部屋を詳しく見せていただく前に、コジマジックさんが片づけの基本を教えてくれました。
「片づけは、一番よく使う場所からやるのが鉄則。そして、大きなスペースではなく、限られたところから手を付けることが大事です。例えばキッチンを片づけるなら、まずその中でも一番よく使う引き出し一つから始める。そして、その中身を全部出すんです」
まずは、片づいていないモノをしまうところから始めるのでは? と思っているところに、コジマジックさんからぐさっとくるお言葉が。
「片づけには、1『出す』、2『分ける』、3『しまう』という順番があります。でも、片づけが苦手な人は逆にやろうとする。まず、散らかっているモノをしまおうとする。しまうための収納グッズを先に買う。それでは、いつまでたっても片づきません」
中のモノを全部出すというのは、自分が持っているモノの総量を再確認することでもあるのだそうです。量をまず把握する。片づけるのはそれから、なんですね。

片づけが苦手な人の気持ちを熟知しているコジマジックさん。事例を交えてわかりやすく教えてくれます。

要るかどうかではなく、使っているかどうかで分ける

次は「分ける」。この段階でつまづく人が多いのだとか。それは、「要る」「要らない」で分けようとするからです。人は要不要を判断しようとするとき「不要なモノは捨てなければ」と思い、「捨てるのはもったいない」と、多くのモノを「要る」に振り分けてしまうのです。
「これは、分け方が間違っています。要不要ではなく、『使っている』『使っていない』で分けるんです。そうすると、それは事実なので誰でもすぐに分けることができます」
それでも、コジマジックさんがこれまでに見てきた「片づけが苦手な人」は、「使っていない」を判断することができないのだそう。それは、「いつか使うかもしれない」「値段が高かったから」といった、未来や過去のことを考えてしまうからです。今使っているか、それだけで判断をしましょう。

「判断は、3秒で。3秒で決められなかったモノは、『使っていない』に入れる。そして、使っていないモノは捨てなくていい。箱に入れて、食べ物の賞味期限のようにとっておく期限を1年間と決めるんです。春夏秋冬が一周しても使わなかったモノは、2年後も3年後も使いませんから」
使わないモノは、とりあえずしまっておくのかと思いきや、それは絶対にしてはいけないこと、なのだとか。
「人は使わないモノをしまうと、必ず忘れます。そして何が入っているのかわからない箱だけが増えていく。おそろしいでしょう(笑)。そうじゃなくて、その箱をお家の一番目立つところに置いておくんです。おすすめは玄関。毎日見ていたら、どうにかしないといけないと思いますからね」

モノは多いけれど、すべてが整然と収まったキッチン。
炊飯器の近くにしゃもじと茶碗といったように、関連づけて収納されています。
先生からのアドバイス

片づけようと思って、まず100円ショップの収納グッズコーナーに行く人がいます。それは、絶対ダメ!まずは、「出す」「分ける」。そして、使っているモノだけをしまう。そうすると、どこに入れる、どんなサイズの収納グッズが必要なのかが明確になります。収納場所のサイズをミリ単位で測り、ぴったりなモノを選ぶことができるんです。もしかしたら収納グッズ自体、要らないことに気づくかもしれません。

納得して手放さないと、モノのリバウンドが起こる

使わないモノを手放すときは、ただ捨てるのではなく、人にあげる、フリーマーケットやリサイクルショップで売る、寄付をするといった方法も検討しましょう。それは、「納得して手放す」ということが大切だから。
「お仕事で行く片づけの現場で、『思い切って捨てます!』と言う人がいるのですが、それは危険。そうして捨てたモノが、実は必要だったときに激しく後悔するからです。そして今度からは捨てないようにしようと、ますます手放せなくなる。そうすると、ダイエットみたいにリバウンドが始まるんです。『とりあえず買っておこう』といった買い物も増え、余計にモノが増えてしまいます」
片づけが苦手な人は、とにかく捨てるのが苦手。捨てることに抵抗感、恐怖感があるのです。コジマジックさんは、「私は自分の著作でも、『捨てる』という言葉は使わないようにしています」と言います。「モノを嫁がせてあげる」「モノから卒業する」といった表現で、片づけをポジティブに捉えられるようにしているそうです。

いざというときのためにも!

片づけは防災に直結しています。まず、片づけないでモノを積み上げていたりすると、地震などのときに落ちてきて怪我をするおそれがあります。同じ理由で、高いところに割れ物や重いモノをしまうのもやめましょう。また、せっかく防災グッズを用意していても、しまった場所がわからなければ意味がありません。片づけが苦手な人のお宅に行くと、押入れやベッドの下の奥の奥に防災グッズが追いやられていることがよくあります。防災グッズは、玄関、家族が集まるリビング、ベッドの近くなど、すぐ手に取れる場所に置いておきましょう。


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