こどもに、こどもと、手作りしよう!

子どものために作るもの、子どもと一緒に作るもの。作る過程も思い出になるいろいろを、毎月ご紹介します。ぜひご一緒に、見て作ってお楽しみください。

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着古したTシャツが大変身!
履き心地も快適な布ぞうり
【前編】

待ちに待った夏休み。趣味に、自由研究に、いつもより少しだけ時間をかけた作品に挑戦してみませんか。布ぞうりは素足にさらりと心地よく、夏の室内履きに最適です。今回は夏休み特集として、前編、後編の2回に分けてお送りします。

市ノ瀬 絵里子さん

2001年「布ぞうり工房禅蔵」を立ち上げ、布ぞうりの教室と販売を始める。各地のカルチャーセンターで講師を務め、教本の出版などの活動も展開。ほか、群馬県の伝統工芸品「こんこん草履」をアレンジした「ヨコスカスリッパ」を考案するなど、貴重な技術の継承にも取り組んでいる。著書に『みんなのルームシューズ』(日本文芸社)ほか。横須賀市在住。

布ぞうり工房禅蔵 公式サイト
今月の先生
用意するもの

完成サイズ20cm(普段の靴のサイズ:18〜22cm程度)

  • Tシャツ(大人用MかLサイズ) 2着
  • PPソフトロープ(太さ5mmまたは6mm) 4m×2本
  • 金槌
  • ハサミ(布用)
  • ハサミ(ロープ用)
  • 定規
  • ピンセット
  • Cクランプ※ 3個
  • 洗濯ばさみ(足の指にロープをかけて作る場合は、ロープの位置のずれ防止に)

※ホームセンターや通販サイトなどで、1個数百円で手に入ります。

所要時間
2時間
難易度
★ ★ ★(小学生にもできますが、少しの根気が必要です)
ここがオススメ
不要な服を活用するエコ作品です。洗濯機で丸洗いできますよ。
さぁ作ろう!
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Tシャツを切って布ヒモを作る

大人サイズ(MかL)のTシャツをハサミで裁ち、両端を引っ張って伸ばして布ヒモを作ります。Tシャツ1枚で布ぞうり片足分の布ヒモがとれます。

裾、袖口の折り返し部をミシン目に沿って切り落とし、わきの下から裾までを4等分もしくは10cm幅に裁ちます。このうち2本は、さらに半分の幅に裁ちます。次に、胸と背をそれぞれ2等分の幅に裁ち、袖も同様に10cmほどの幅に裁ちます。最後に、首回りと肩の固い部分を切り取ります。
①〜⑥はぞうり本体、⑦〜⑩は鼻緒、⑪は前緒の材料になります。不要部分は捨てずに取っておき、本体が足りないときに使います。
※Tシャツ2着とも同じように切ります。2着で鼻緒用の細い布ヒモを6本取ります。
裁断は多少アバウトでも大丈夫。折って裁てば簡単です。胴回りは輪になっているので、片方だけを切って開きます。生地の両端を持って引っ張れば、布ヒモの完成です。
首回りと肩の縫い合わせ部分は、前緒用に切り取ります。最初に切り落とした袖口部分を前緒に使うこともできます。
片足分の布ヒモが完成しました。写真のように色違いのTシャツから布ヒモをとれば、カラフルな布ぞうりが作れます。
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テーブルにCクランプを取り付けてロープをかける

テーブルの厚みより少し大きめのCクランプを約15㎝の間に3つ均等に取りつけます。ロープは半分に折って両端を結び、2本どりにしてクランプにかけます。

Cクランプはテーブルにしっかりと取り付けます。Cクランプのかわりに足の指にロープをかける方法もあります。
ロープの両端と輪の部分が手前にくるように、Cクランプにロープをかけます。真ん中のクランプにかけたロープは必ずクロスするようにかけます。
ロープの端と端をかた結びし、土台の完成です。
3

つま先から編み始める

手前に来るのはつま先です。ロープを土台にして、布ヒモを左右に行き来させながらつま先から編み進めていきます。編み始めだけ少し変則的です。

布ヒモの端を3cm残してロープの輪の部分に折り返し、右側に出します。布ヒモの端の上を通って右から左へ渡し、ロープの輪の下へ出します。
左のロープの上を通って折り返し、真ん中のロープ2本の下に通します。右のロープの上に出します。
右のロープの上を通って折り返し、真ん中のロープの2本の上を通します。左のロープの下へ出します。
左のロープの下に出したところで、余らせた布ヒモの端を指で押さえて裏側に折り込みます。
4

互い違いに編んでいく

ここからはロープの上、下、上と互い違いに編んでいきます。常に幅が8〜8.5cmになるように、時折、定規で確認しながら編み進めます。

左のロープを外側からまたいで、下、上、下と互い違いに編みながら右のロープの外側に出します。次は折り返しです。右のロープを外側からまたいで、下、上、下と左方向に編み進んでいきます。
左のロープの外側まで戻ってきました。編み終えた布ヒモを手前に引き寄せて整えたところです。布ヒモが終わるまで、繰り返して編み進めます。
編み進めながら、いつも幅が8〜8.5cmになるように定規で確認します。
布ヒモが終わるときは端を裏に垂らしておきます。編み終わりの位置は決まっていませんが、次の布ヒモを足すときはいつも真ん中に上から挿し、裏には3cm垂らして、これまでと同じ方向に編んでいきます。編み始めは布ヒモが抜けないように指で押さえておきます。
どんどん編み進めます。布ヒモが1本編み終わるごとに幅を測り、編んだ布ヒモを手でつま先に寄せて引き締めます。
布ヒモを3cm裏に垂らして編み始めるところです。横から見るとこのようになっています。
つま先から15cmまで同様に編み進めます。15cmのところで余った布ヒモはロープの下に垂らしておきます。
先生の、コツを伝授!

布ヒモを編み進めるときに力を入れすぎると、ぞうりの幅が狭まってしまいます。こまめに定規で幅を確認しましょう。

後編」ではいよいよ鼻緒をつけます。

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