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2022/6/17
雹(ひょう)の被害で車がボコボコ…保険や共済で補償されるの?
更新⽇︓2023/10/27( 最新情報に基づき記事の内容を一部更新しました)
2022年6月に関東地方で深刻な被害をもたらしたひょう被害。
当会にも6月7日時点で3000件を超える被災連絡をいただいております。
今回は、お申し出の多い被害の内容を紹介しつつ、そのようなひょう被害への補償内容や、対策をご紹介します。
ひょう被害への補償内容や対策について
ゲリラ豪雨・集中豪雨の被害について詳しくはこちら
雹(ひょう)って何?
大気の状態が不安定になると、小さな氷の結晶が積乱雲の中の水や氷をつけて大きくなり、地表に降り落ちてきます。このうち、直径が5mm以上の氷の粒を「ひょう」と呼びます。直径5cm以上になると、落下速度は時速100kmを超えるため、注意が必要です。
当会にも、車に傷やへこみがついた、窓ガラス・屋根瓦・雨どい・テラスが破損したという問い合わせが相次いでいます。
全国的に5~7月の初夏や10月頃に多いようです。
雹被害(ひょう被害)の補償について(車・住宅)
■住宅
一般的に火災保険の基本補償には「風災、ひょう災、雪害」への補償が含まれています。しかし、「建物のみ」「家財のみ」「建物と家財の両方」など、加入の仕方によって補償の対象となる範囲が異なります。建物・家財どちらか一方のみの加入ですと、被害があった対象によっては補償がされない場合がありますので注意しましょう。
住宅の被害の場合、屋根や2階以上の修理作業には足場の設置も必要になるため、思っていたよりも修理費用が高額になることがあります。ひょうだけでなく、これから多くなる豪雨などの自然災害に備えるために、ご自身が加入している住宅補償をご確認ください。
なお、当会の住まいる共済は、火災共済と自然災害共済で構成されており、「ひょう災」は主に自然災害共済の補償範囲となります。「ひょう災」などの自然災害に備える場合は、火災共済と合わせて自然災害共済への加入をご検討ください。
■車両
車両への被害の場合、「飛来中または落下中の他物との衝突(ひょう・あられ・飛び石など)」の補償として、一般的に車両保険の補償対象になります。
なお、当会のマイカー共済では、車両損害補償(エコノミータイプを除く)を付帯していれば補償の対象になります。
雹被害(ひょう被害)に車両損害補償を適用する際の注意点
ひょうによる被害で車両損害補償を使うと、翌年の更新時から等級が1等級ダウンしてしまうため、翌年の掛金が上がってしまいます。
【関連記事】
自動車保険(共済)の等級とは?実際の実例を用いてご説明!
そのため、車の修理費がそれほど高額でなければ、車両損害補償を使わずに全額自己負担で修理をしたほうがよい場合もあります。仮に修理費が12万円で免責金額が10万円なら、差額の2万円が車両損害補償から支払われますが、共済を使うことで翌年の掛金が2万円以上高くなれば結果的に支出が大きくなってしまいます。車両損害補償を使うか全額自己負担で修理するかは、都度ご相談されることをおすすめします。
雹(ひょう)による被害を防ぐ方法(車・住宅)
災害時には命を守ることが最優先です。まずはご自身の身の安全を確保しましょう。
■住宅
シャッターや雨戸をおろして被害に備えましょう。また、破損した窓ガラスが部屋の中に飛び散る危険性があるため、カーテンを閉めて少しでも安全性を高めましょう。
■車両
厚手の毛布や布団などで車体を覆うことで、損傷を最小限に抑えることができます。もし運転中の場合は、なるべく早く屋内の駐車場などに避難しましょう。周囲に避難できる建物が見当たらない場合は、無理して運転を継続せず路肩に停車してください。
まとめ
自然災害の発生予測はできても、その被害までは予測することができません。是非この機会に、ご自身の補償のご確認や見直しをご検討ください。
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