- こくみん共済 coop の公式ホームページ
- あんしんのタネ
2022/6/29
【被害編】ゲリラ豪雨・集中豪雨による災害について
更新⽇︓2024/05/9( 最新情報に基づき記事の内容を一部更新しました)
近年、局地的豪雨(ゲリラ豪雨)や集中豪雨による土砂災害が多く発生しています。
今回は、これからの台風シーズンに備えて、自然災害の危険性と、住まいの保障の重要性についてお伝えします。
台風・豪雨の被害について
対策や保障の備え方について詳しくはこちら
ゲリラ豪雨・集中豪雨により発生する被害
台風や豪雨による被害では土石流による家屋の流出や倒壊があります。倒壊まで至らなくても、外壁の破損もあり得ます。また、土砂が家の中まで流れ込む床上浸水によって、床、畳、壁などが泥水に浸かってしまったり、家電製品はもちろん、床下の電気の配線なども使えなくなります。元に戻すためには、床上・床下に流入した泥をかきだすことが必要になります。きちんと対処をしないとカビやシロアリの発生につながり、家の基礎構造部分が弱くなり建物の寿命にも大きく影響しますので、家の復旧にはある程度の費用が必要です。
強風による被害は、壊れた屋根や看板の破片などが風に飛ばされて自宅の屋根やベランダに被害が及ぶこともあります。マンションだからといって安心はできません。飛来物によるベランダの損傷や窓ガラスが割れる被害が出ることもあり得ます。
浸水した住宅地
浸水したタワーマンション
2023年6月 梅雨前線による大雨及び台風第2号の被害について
近年では、6月時点で沖縄地方に台風が接近したり、梅雨前線が停滞し新幹線の一部区間が運休になるなど、大雨による影響を受ける時期が早まっています。住宅にはどのような被害があったのか見てみましょう。
全壊 | 半壊 | 一部破損 | 床上浸水 | 床下浸水 | 合計(棟) |
---|---|---|---|---|---|
13 (0.2%) |
6 (0.1%) |
36 (0.4%) |
2,149 (26.7%) |
5,841 (72.6%) |
8,045 |
2023年6月8日 内閣府発表
住宅被害全体のうち、床上・床下浸水が約99%を占めています。
6月上旬の予期せぬ大雨によって、個人の住宅のみならず工場などでも排水処理が追い付かずにガスボンベが川に流出する、少量の廃油が海に漏れ出るなどの被害がありました。
台風・豪雨による被害は増加傾向
気象庁の公表しているデータをみると、豪雨が年々増えていることが分かります。
図 全国の1時間降水量50mm以上の大雨の年間発生回数の経年変化(1976~2022年)
棒グラフ(緑)は各年の年間発生回数を示す(全国のアメダスによる観測値を1,300地点あたりに換算した値)。太線(青)は5年移動平均値、直線(赤)は長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)を示す。
気象庁:全国1時間降水量50mm以上の年間発生回数
1時間降水量が50㎜以上80㎜未満の雨とは
予報用語では「非常に激しい雨」です。「滝のようにゴーゴーと降り続く」イメージで、傘が全く役に立たなくなるくらいの強さです。屋外の様子では、「水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなり、車の運転が危険」という相当強い雨を言います。
雨が多く降ると、土地に含まれる水分が多くなり、土砂災害が発生しやすくなります。たとえ雨が弱くなっても、降り続くことで土砂災害が起きる危険性が高まるので、安心できません。
この機会に、液状化・浸水の可能性など、ご自身のお住まいのリスクを確認してはいかがでしょうか。
■「お住まいの地盤診断サービス」についてお知りになりたい方はこちら
火災保障だけでは備えが足りない?
自宅の建物、家財への備えは火災保障(保険、共済)で用意しましょう。 ただし、「火災保障に入っているから安心」とは限りません。加入の仕方によっては、被害に遭っても十分に保障を得られない場合がありますので、注意が必要です。
まとめ
近年増加している豪雨等の災害。まず災害時にはご自身、ご家族の身の安全が第一です。気象庁から発表される警戒レベル相当情報に注意し、必要であれば早めの避難をしましょう。ご自宅の保障も充分備え、もしものときにご自身やご家族の安全を一番に考えられるようにしておけば安心ですね。
■台風豪雨への対策についてはこちら
Copyright(C) 2022 FPユニオンLabo. All Rights Reserved.
お問い合わせ[お客様サービスセンター]
- ※電話番号のお掛け間違いにご注意ください。
- ※自動音声でご案内後、担当者におつなぎします。
- ※休み明けは電話が混み合うことがございます。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。