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繰り返し開いては飽きずに眺めたり、読み聞かせて一緒に楽しんだり。絵本には、絵本だけが持つ魅力があります。世界で読み継がれている名作から、この数年の、静かなロングセラーまで、多彩な絵本の中からこれ!という一冊を、毎月ご紹介するコーナーです。
第11回
『よるくま』
作:酒井駒子
刊:偕成社
本体:1,000円
おやすみ前の親子のひととき。男の子は、昨日の晩にちいさなくまの子があそびに来たことを、おかあさんに話して聞かせます。
「よるくま」と男の子が名付けたくまの子は、いなくなってしまった母親を探しているうちに、男の子の家に来てしまったようです。
男の子は、よるくまと一緒にこころ当たりの場所を探しに出かけますが、あちこち探しまわっても、どこにも見当たりません。もしかして家に帰っているのかも?そんな期待も虚しく、家にもおかあさんの姿はありません。
途方に暮れて見上げた夜空。流れ星に助けを求めると、ひょいとふたりのからだが持ち上がり……?
じつは、よるくまのおかあさんは、夜中にこっそり抜け出して、夜空の海で魚釣りのお仕事をしていたのでした。ワーキングマザーが増えたいま、なんだか親近感がわく、なんて言う読者の声も多いそうです。おかあさんも、そうでない方も、長い夜の続く冬には、こんな絵本でほっこり温まるのもいいですね。
絵本を紹介してくれる人
子どもの本の専門店として43年選書をし続けてきた「クレヨンハウス子どもの本売り場」と保育や育児を30年以上応援し続けて来た「月刊クーヨン編集部」。子どもと大人の目線で、毎月「ぜひ読んでほしい!」絵本を紹介していただきます。
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