大人も感動、今月の絵本

繰り返し開いては飽きずに眺めたり、読み聞かせて一緒に楽しんだり。絵本には、絵本だけが持つ魅力があります。世界で読み継がれている名作から、この数年の、静かなロングセラーまで、多彩な絵本の中からこれ!という一冊を、毎月ご紹介するコーナーです。

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『おおきなきがほしい』

文:さとうさとる

絵:むらかみつとむ

刊:偕成社

本体:1,000円

「おおきな おおきな 木が あるといいな。」
主人公・かおるの夢は、大きな木の上に住むこと。
太い幹からはしごをかけて、枝から枝へとまたはしごを取りつけながら、せっせと上へ登っていくと、キッチンつきのかわいい部屋が。かおるはそこでホットケーキを焼いたり、眼下に広がる風景を眺めながら、季節の移ろいを感じたり。さらに上へ登ると、ほら穴に間借りしている、りすやかけすや、やまがらたちが、「いいてんきですね」なんて話しかけてきたり……。木がぐんぐん伸びるほどに、かおるの想像の世界もむくむくと膨れ上がります。
誰にもじゃまされない、快適な自分だけの空間。しかもそれが木の上にあるなんて、大人も憧れちゃいます。ちいさい頃は誰もが想像の世界に生きていたこと。想像力を働かせれば、世界はどんどん広がること。大人が忘れかけていた大切なことをおしえてくれるような気がします。
緑の美しいこの季節。大きな木を見上げながら、久しぶりに空想の世界を、広げてみたくなる絵本です。

絵本を紹介してくれる人

子どもの本の専門店として43年選書をし続けてきた「クレヨンハウス子どもの本売り場」と保育や育児を30年以上応援し続けて来た「月刊クーヨン編集部」。子どもと大人の目線で、毎月「ぜひ読んでほしい!」絵本を紹介していただきます。

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