こどもに、こどもと、手作りしよう!

子どものために作るもの、子どもと一緒に作るもの。作る過程も思い出になるいろいろを、毎月ご紹介します。ぜひご一緒に、見て作ってお楽しみください。

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新生活を楽しく便利に。
個性いろいろ「わくわくボード」

入園入学、進学の春。新しい生活を控え、子どもたちは胸を膨らませているころでしょうか。あわただしくなりがちな新年度のスタートに、わくわくボードを作ってみませんか。明日の持ち物やスケジュールを貼ったり、親子でメッセージを交わしたり、使い方はいろいろ。市販の素材を活用すれば、ぶきっちょさんにも簡単にオリジナルのボードが作れますよ。

山下 味希恵さん

造形作家。文化女子大学生活造形学科工芸デザインコース卒。アクセサリーデザイナー、絵本と知育玩具の店「おばあちゃんの玉手箱」のスタッフを経て出産を機に造形作家として活動を始める。主に保育雑誌の作品製作や親子で楽しむ工作ワークショップの講師を務める。

今月の先生
用意するもの
  • コルクシート(300×450mm、5mm厚)
  • 段ボールボード(300×450mm)
  • ワイヤー
  • 空き箱
  • 木製クリップ
  • ホワイトボードシート(できればマグネットタイプ)
  • ミラーシート
  • ハサミ
  • 定規
  • 目打ち
  • ラジオペンチ
  • 木工・紙用ボンド
  • 両面テープ
  • スタンプとスタンプ台
  • マスキングテープ(ほか、シールなどお好みで)
所要時間
30分〜
難易度
★ ☆ ☆(とても簡単)
ここがオススメ
材料次第でオリジナルな作品に。小さなお子さんでもできる作業です。
さぁ作ろう!
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ボード本体の準備

コルクシートと段ボールボードを貼り合わせ、ボード本体を作ります。ここでは300×450mmサイズのボードをご紹介しますが、ボードの大きさは飾るスペースに応じて調整してください。カットが必要な場合は、貼り合わせる前に定規とカッターを使ってカットしましょう。

コルクシートの外周にマスキングテープを貼って装飾します。端から少しずつ押さえて。ずれてしまっても剥がして直せるので大丈夫。マスキングテープの端を長めに残して裏側に折り込めば、表から見たときにきれいに仕上がります。数種類のテープを使ったり、カットして模様のように並べても楽しいです。
段ボールボードの外周と対角線上に両面テープを貼り、はくり紙を剥がします。
段ボールボードにボンドをつけます。両面テープを避けて、指で伸ばします。つけすぎないのがコツ。
コルクシートと段ボールボードをずれないように貼り合わせます。このときだけはちょっとだけ慎重に。
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ボードの外周をスタンプで装飾

ボードをぐるりと一周、好きなスタンプで飾ります。写真の例では、数字とアルファベットを順番に並べて押しました。「間隔が一定でなかったり斜めになってしまっても、ラフな感じが出てかわいいですよ」と山下さん。スタンプのかわりにシールを貼ったりペンで色をつけたり、自由な気持ちで楽しみましょう。

決まった順で等間隔にスタンプを押したい場合、どこに何を押すかあらかじめボードにスタンプを並べておくとカンタン。
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フックを通す穴をあける

目打ちを使って、ボード上部のマスキングテープの位置にフックを通す穴をあけます。吊り下げたときにバランスを保つよう、ボード中央の位置から左右に一定距離の場所に穴がくるようにします。

定規を使って穴をあける位置を確認します。
目打ちをまっすぐに刺して穴をあけます。ケガには注意。
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各種パーツのデコレーション

ボードに取り付けるクリップや小物入れを装飾します。ここではマスキングテープを使いましたが、ペンやアクリル絵の具で模様をつけたりシールを活用したり、いろんなアイディアが生きる場面です。お子さまの自由な発想にまかせてみてもいいですね。

マスキングテープを使って木製クリップを飾ります。テープは長めにカットして、先端は裏側に折り込みます。テープの幅が広過ぎる場合は、ハサミでカットします。
かわいいクリップが完成しました。
小物入れにはお菓子の空き箱などを活用。表から見える3面のみを装飾します。マスキングテープの端は長めにカットし、ボード取り付け面に折り込みます。
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各種パーツをボードに取り付ける

4で完成したクリップはボンドで、小物入れは両面テープ+ボンドを使ってボードに取り付けます。そのほか、ホワイトボードシートやミラーシートを好みのサイズにハサミでカットして、両面テープとボンドを使ってボードに貼ります。「パスケースやクリアケースを貼れば、写真やポストカードを飾ることもできますよ」(山下さん)

1で段ボールボードを貼ったときと同様の要領で、ホワイトボードシートをボード本体に貼り付けます。マグネットタイプのホワイトボードシートを使用すれば、磁石でメモなどをとめることができます。木製クリップはボンドを使って取り付けます。乾くまでは落ちやすいので、触らないように気をつけて。
先生の、コツを伝授!

「手作りが苦手」「絵心がないから…」なんて躊躇する必要はありません。スタンプを押す、シールを貼るといった作業なら、小さなお子さんも大好きですよね!ポイントは、好きな素材を選ぶこと。あらかじめたくさんの種類・色の素材(テープ、シール、ペンなど)を用意しておくと、選ぶ楽しみもあります。

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フックを取り付ける

ボード上部の穴にワイヤーを通して、フックにします。紐で吊り下げることもできますが、左右の重みのバランスによってボードが傾くことがあるので、ワイヤーの方が使い勝手がよくおすすめです。

任意の長さに切ったワイヤーを穴に通します。
ワイヤーの両端をニッパーを使って巻き付けて抜けないようにします。ニッパーに慣れない方は手で曲げてもOK。
できあがり!
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メモ用紙やペンなどをセットして完成

ボンドが完全に乾いたらクリップにメモ用紙をセットし、小物入れにホワイトボード用マーカー、ペンや鉛筆などを入れて完成です。ホワイトボードシートにはマグネットをつけることもできます。貼るものを変えるだけでいろんなアレンジができるのが、このボードのいいところ。親子でアイディアを出し合って、楽しく作ってくださいね。

「お子さんと一緒にこのボードを作ったら、お子さん自らが楽しんで活用するため忘れ物が減った、なんて声も聞かれましたよ」
アレンジ例
ボードの外周をボタンで飾り、ホワイトボードシートは吹き出し風にカット。そのほか、ペーパー温度計、ミニカレンダー、マグネットシートで作った時計などを取り付け、時間の勉強もできる楽しいボードになりました。

レポート:丸橋ユキ


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