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繰り返し開いては飽きずに眺めたり、読み聞かせて一緒に楽しんだり。絵本には、絵本だけが持つ魅力があります。世界で読み継がれている名作から、この数年の、静かなロングセラーまで、多彩な絵本の中からこれ!という一冊を、毎月ご紹介するコーナーです。
第2回
『ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ』
『ぼくはあるいた
まっすぐ まっすぐ』
文:マーガレット・ワイズ・ブラウン、坪井郁美
絵:林明子
刊:ペンギン社
本体:1,300円
「ぼく」がひとりでお留守番をしていると、おばあちゃんから「うちへおいで」の電話が入ります。でも、ひとりでおばあちゃんちに行ったことのないぼく。おばあちゃんに道を尋ねると、「まっすぐ まっすぐ」ですって。
そのことばを信じて、ひたすら道を「まっすぐ まっすぐ」進むぼく。野道できれいな花を見つけたり、おいしい赤い実を見つけたり……道草しながらも、とにかくまっすぐ進むぼくの姿に、がんばれ!と応援したくなったり、「そっちでいいの?」なんて、ハラハラしたり。途中でちいさな小川に道を阻まれますが、靴を脱いで渡れば何のその。おうちを間違えたりもしたけれど、最後にはちゃんと、おばあちゃんちに到着します。道草をしていたおかげで手に入れた、おばあちゃんへの手土産もしっかり握って。
春の野道を迷いなく、まっすぐ、まっすぐ歩くぼくの姿は、清々しいばかり。まっすぐな信念をもって歩けば、道は自然と開け、目的地に辿りつける……かも!春、何かとチャレンジがつきものの新生活。「ぼく」から勇気をもらってみては?
絵本を紹介してくれる人
子どもの本の専門店として43年選書をし続けてきた「クレヨンハウス子どもの本売り場」と保育や育児を30年以上応援し続けて来た「月刊クーヨン編集部」。子どもと大人の目線で、毎月「ぜひ読んでほしい!」絵本を紹介していただきます。
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