2019/6/10

子どもがかかりやすいプール熱って?
親子で知っておきたい予防と対策

6月は幼稚園や学校でプール開きが行われる楽しい季節です。
しかし、「手足口病」や「ヘルパンギーナ」とならんで、子どもの三大夏風邪といわれる「プール熱(咽頭結膜熱)」が流行する時期でもあります。プール熱を予防するためには、子どもが自分で注意できることと、周囲の大人ができる対策があります。親子で予防のポイントを正しく学んで、楽しい季節をすごしましょう。

高熱や目の充血などがサイン!
その夏風邪、プール熱かもしれません

○6月ごろからの感染に要注意

プール熱は子どもに多く見られる感染症であり、患者の約6割が5歳以下の子どもです。その原因はアデノウイルスというウイルスで、消毒が不十分なプールなどに繁殖することから感染するおそれがあります。プール開きがはじまる6月ごろから徐々に流行しはじめ、7〜8月にピークを迎える傾向にあります。

○当てはまっていませんか?プール熱の4つの特徴
ウイルスが原因となるプール熱には、特徴的な症状があります。次の4つの症状が見られる場合は、プール熱に感染しているおそれがあります。該当する症状が見つかったら、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

・38~39度の高熱が4~6日程度続く
・扁桃腺の腫れやのどの痛み
・白目やまぶたの裏側が赤く充血し、目やにが出る
・頭痛や食欲不振、全身の倦怠感

ウイルス感染を防ぐために親子でできる基本の対策

プール熱は、プール以外の場所からも感染してしまう可能性が高い病気です。その一方で、基本的な対策を行うことで、感染を防ぐことができます。まずは大人が感染経路や予防策を知り、それを子どもに伝えてあげて、親子でプール熱を予防しましょう。

プール熱の主な感染経路と予防策

Q.どこから感染するの?
A.感染力が強いプール熱。日常のさまざまな場所から感染する危険性があります。

<プール>
水中や、ほかの人と同じタオルを使用することで目の結膜からウイルスが侵入し、感染することがあります。

<咳やくしゃみ>
感染している人の咳やくしゃみにはウイルスが含まれており、それらを吸い込んでしまうことでも感染するおそれがあります。

<手から手へ>
ウイルスのついた手で、目や口を触ることにより感染します。感染している人が触ったドアの手すりやエレベーターのボタン、遊具や本などを触ることでも感染することがあるので注意しましょう。

Q.子どもに守ってほしいポイントは?
A.毎日の習慣が大切です。

・手洗い、うがいをこまめにしましょう。
→簡単な方法ですが、もっとも効果があります。

・タオルの貸し借りをするのはやめましょう。
→ウイルスはタオルに付着して移動します。

・プールに入ったあとはシャワーを浴びましょう。
→シャワーを浴びることで、体に付着したウイルスを流します。

Q.大人が注意するポイントは?
A.ウイルスを広げない対策が重要です。

・プール熱に感染してしまった子どもが布おむつを使用している場合、しばらくの間は紙素材に変えるなど、使用したあとのおむつは使い捨てるようにしましょう。
→症状が治まったあとでも、ウイルスはおよそ1ヵ月間潜伏し、便に出ます。症状が治まっても、継続的な感染対策が必要です。

・ほかの人とはタオルを別々に使うことを心がけましょう。

・目やにや便などを処理したあとは手をよく洗うよう気をつけましょう。
→原因となるアデノウイルスは感染力が強いので、家族にうつらないよう注意が必要です。

プール熱にかかってしまったときの対処法と相談窓口

○まずは病院へ
プール熱に特別な治療法はありませんが、まれに重篤化してしまうこともあります。症状が出たら早めに医療機関に相談しましょう。また、主な症状が消えてから2日間は登校を控えるようにしましょう。

○食事は刺激の少ないものを
高熱やのどの痛みといった症状が出るので、食事は刺激のあるものを避け、水分をしっかりとりましょう。冷やしたゼリーや、噛まずに飲みこめるスープなどがおすすめです。

○症状のことで迷ったら
急に症状が現れたり、悪化してしまったとき、気軽に相談できる窓口があります。困ったときや、不安に思うことがあったときには、ぜひ活用してみてください。

▶子ども医療電話相談事業 「#8000」 (https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html)
休日や夜間にも相談できる全国共通の電話番号です。お住まいの都道府県の相談窓口に転送され、適切な対処の仕方や受診する医療機関など、医師や看護師によるアドバイスが受けられます。

▶救急安心センター事業 「#7119」
医師や看護師などの相談員が急病などに関する相談を電話で行う窓口です。適切な医療機関の案内や、応急手当などの方法をアドバイスしてもらえるほか、緊急性が高いと判断した場合は救急車の要請を支援してくれます。
※お住まいの地域に相談窓口がない場合は、自治体にお問い合わせください。相談窓口や受診できる医療機関は、お住まいの都道府県の「医療情報ネット」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/teikyouseido/)で調べることができます。 

親子で楽しい夏にするために、プール熱対策をしっかりと

暑さによる体力消耗や食欲不振など、体調を崩しやすくなるこれからの季節。レジャーなどでプールに行く機会も増える時期です。子どもが夏を思い切り楽しめるよう、まずは大人が気をつけて、適切な予防を心がけましょう。

出典:国立感染症研究所より
「咽頭結膜熱とは」2019年5月10日閲覧
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/323-pcf-intro.html
「IDWR 2012年第25号<注目すべき感染症>咽頭結膜熱」2019年5月10日閲覧
https://www.niid.go.jp/niid/ja/adeno-pfc-m/adeno-pfc-idwrc/2350-idwrc-1225.html

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