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2018/5/30
大切なわが家を、いつまでも快適に!
今日から実践できるカビ対策
「つい最近、掃除したばかりなのに・・・!」よく見たらカビが生えていた!という経験はありませんか?カビの時期といえば梅雨のイメージがありますが、冬でも結露が原因でカビが繁殖するなど、発生リスクは1年中潜んでいます。カビは、健康に悪いのはもちろん、家が傷む原因にもつながります。大切な家族や住まいをカビから守るため、まずは簡単なカビ対策からはじめましょう!
カビの発生原因とカビ対策のススメ
Q.梅雨にカビが増えるのはなぜ?
梅雨や台風の季節など、湿気の多いシーズンにカビが増える理由は、カビが好む“環境条件”にありました。
1:温度
20~30℃で活発に繁殖
2:湿度
60%から湿度が上がるごとに繁殖力が増加
気象庁が発表しているデータによると、2017年6月の平均温度は22℃、湿度は73%であり、この条件に当てはまります。その上、雨や曇りの日が続くので、カビの活動が活発になってしまうのです。
Q.カビを放置してしまうと・・・?
カビ対策をしていないと家はどうなってしまうのでしょうか。カビが繁殖する場所の劣化や腐敗につながります。例えば、カビや細菌が出す物質によって金属やコンクリートが腐食し、弱体化することが分かっています※。
また、カビが体内に侵入することで、感染症やアレルギーを引き起こす可能性もあります。このようにカビを放置しておくと、さまざまな悪影響が発生してしまいます。そうならないためにも、自分の家のカビが生えやすそうな場所を一度確認しておくことが大切です。カビが発生しやすい場所を知っておくことが、カビ対策の第一歩になります。
家族で分担「家の中まるごとチェック」!
カビが生えやすい代表的な場所として、浴室・洗面所・押し入れ・キッチンなどがよく挙げられます。しかし、カビは地球上に存在するほぼすべての物質を栄養にすることができる※ので、傘立ての受け皿や網戸など、思いもよらない場所に潜んでいる可能性もあります。本格的な梅雨を迎える前に、一度家族で手分けして家の中をチェックしてみましょう!
カビの正しい対処方法と、日頃からできる簡単カビ対策
カビの繁殖スピードはとても速く、1週間で約1万倍の大きさに成長する種類も存在します。また、空気に乗ってあらゆる場所に拡散するので、見つけ次第早めに除去することが大切です。薬剤を利用してカビを除去する際には、安全のために必ず充分に換気し、肌が露出しないようにゴム手袋やマスクを着用して行ってください。子供やペットがいる場合は、安全のため、別の場所に避難させることもお忘れなく。
カビが生えてしまったとき、すべてを取り除くことは難しいですが、除去することならできます。また、ちょっとした対策でカビの活動を抑え、発生を防ぐこともできます。簡単なことから取り組むなど、諦めずに対策をしておきましょう!子どもも一緒にできて、家族の誰もができるカビ対策なら、きっと無理なく続けられると思います。家族で防カビ意識を高め、清潔で快適な我が家で暮らしませんか。
※出典:(書籍)化学同人「菌・カビを知る・防ぐ60の知恵」より
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