2018/1/31

安心して新生活を送るために。
転居先の防犯事情と防犯対策をチェックしよう

進学・就職・転勤・家族が増えた、気分転換など引っ越しを考える際、転居先のエリアや物件は何を重視して決めますか? 家賃・築年数・日当たり・駅や職場の近く…など、さまざまな条件が挙がるでしょう。もし、初めての一人暮らしや女性の場合であれば、「セキュリティー」や「防犯設備」が気になるという方も多いのではないでしょうか。
住まいを探すうえで、安全性は大事な要素。今回は、転居先エリアで思わぬ犯罪に巻き込まれないよう、防犯事情や物件の安全性をチェックするためのポイントを紹介します。

転居予定エリアの防犯事情を調べるには…

物件そのもののセキュリティーをチェックすることも必要ですが、まずは転居予定エリアがどのような街なのか治安状況を知っておくことが大事です。

◯防犯情報を活用しよう
ひとくちに「犯罪」といっても、自転車盗や強盗、命や身の危険を脅かす犯罪など、その種類はさまざま。犯罪発生件数の少ないエリアかどうか、その地域ではどのような犯罪が起こりやすい傾向にあるのかを知ることは、住環境をチェックするポイントの一つです。
例えば、東京都では、「防犯情報マップ」を公開しており、転居する予定の住所・エリアでどういった犯罪が起きているかを確認することができるサービスを提供しています。各自治体、警視庁、ボランティア団体なども街の防犯情報を提供していますので、事前の情報収集に活用できます。

◯実際に街を歩いてみよう
引っ越し前に、最寄駅から転居先の物件までの道のりや周辺を歩いてみるのもおすすめです。一人暮らしの女性を対象にした調査によると、「実際に住んでみて重視した方がいいと思ったところ」として「家周辺の明るさ・人通りの多さ」という声が多く寄せられています(出典:『女性一人暮らしの防犯対策に関する調査』(エイチーム))。
駅周辺の様子や街灯の有無、人通り、不安を感じた際に駆け込めるお店や交番があるかもチェックしたいポイント。また、昼と夜では街の様子が変わる場合も。昼と夜それぞれ、自分の行動パターンで実際のルートを歩き、周辺環境を見るとよいでしょう。

犯罪から身を守るには「部屋の防犯対策」も

転居先エリアの防犯事情を把握したら、転居予定の物件がどれくらい「防犯力」があるかをチェックしましょう。

◯物件の防犯度はここをチェック!
適度な人通りがあり、明るい場所にある物件を選んだからといって、防犯力が高く安心とは言い切れません。次のようなポイントもあわせてチェックしましょう。

・建物の周囲や駐車場・駐輪場に街灯があるか、暗くないか
・マンションやアパートの敷地に柵があるか、その柵が低かったり、窓やバルコニーへの足がかりになったりしないか
・屋上の出入口が施錠されているか、屋上からの侵入を防ぐ柵などがあるか
・周囲に無断駐車している車などがないか、駐車場の管理がされているか
(参考)警察庁 住まいる防犯110番

◯自分の部屋で犯罪に遭わないためにすべきこと
物件のセキュリティーを意識した部屋選びのポイントといえば「2階以上」や「オートロック」が定番。しかし、こうしたセキュリティー性の高い物件を選んだだけでは充分ではなく、自分が住む部屋での防犯対策も必要といわれています。
ある調査によると、一人暮らしをしている女性の95%は防犯に対する意識を持っているにもかかわらず、3人に1人は部屋の防犯対策を「何もしていない」のだとか(出典:『女性一人暮らしの防犯対策に関する調査』(エイチーム))。自分の部屋は安全だと思い込んでいると、思わぬ被害に遭うこともあります。部屋の中に侵入されないよう、次のような対策を取っておきましょう。

・ミラーカーテンや遮光カーテンなど、部屋の中が見えないカーテンを使用する(女性が住んでいると分かるような、かわいい色や柄は要注意)
・窓に補助錠をつける
・玄関の鍵を交換する
・玄関ドアののぞき窓やポストをふさぐ
・人の動きに反応するセンサーライトなどを設置して、侵入しにくい印象を与える

「自分は大丈夫」という油断が、犯罪に巻き込まれる大きな原因に。「万一」を想定して身を守るための対策を講じましょう。

新生活は安心と一緒にむかえよう

引っ越しは物件探しから契約手続き、引越業者の手配・荷造り・転居手続きなど、とにかく忙しいもの。とはいえ、安心した暮らしをスタートさせるためには、防犯面のチェックや対策は欠かせません。つい・うっかりの油断が後に思わぬ犯罪に巻き込まれる元とならないように引っ越しの計画を立てましょう。

  また、暮らしの安心では、共済や保険も大きな役割を果たします。火災等による損害のほか、空き巣などの盗難による家財の損害など保障範囲は多岐にわたっています。引っ越しの際には、すでに火災保障に加入している方は住所変更手続きなど忘れないようにしましょう。また、新たに保障に加入する場合には、保障開始日や保障内容を確認してから新しい生活をスタートさせましょう。


この記事のご感想をお聴かせください。

年齢
性別
今後「あんしんのタネ」でどんな記事を読みたいですか?興味のある分野があればお選びください(複数回答可)。
こくみん共済 coop の共済を利用していますか?
この記事は参考になりましたか?
上記で記載いただいたご感想をサイト上で公開してもよろしいですか?
今後皆さまの感想を寄せたページを作成予定です
 

本アンケートに関するご返答は致しかねますのであらかじめご了承ください。
こくみん共済 coop に関するお問い合わせはこちら

お問い合わせ[お客様サービスセンター]

0120-00-6031

平日・土曜 9:00 ~18:00 日曜・祝日・年末年始はお休み

  • 電話番号のお掛け間違いにご注意ください。
  • 自動音声でご案内後、担当者におつなぎします。
  • 休み明けは電話が混み合うことがございます。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。