組織の課題と今後の日本をイメージし、
未来のこくみん共済 coop を
デザインしていく。

経営企画井上 雄志

PROFILE
本部 経営企画部 New-Zetwork推進室 経営企画課
商学部卒、2002年4月新卒入会。愛知県で共済事務や推進企画、事業推進を歴任し、経営企画部門へ(取材当時)。

01現在の仕事内容は?

こくみん共済 coop<全労済>という組織全体の経営計画の立案、進捗管理、経営課題への対応などを担当しています。直近では、2014年度から2017年度までの中期経営政策期間に実行することとした組織改革を担当しました(取材当時)。

具体的には、各部門の機能を洗い出し、各機能を業務レベルまで細かく分析し、マネジメントが効果的に発揮できる規模や専門性なども鑑みながら、組織機構を形づくり、確定していきました。

02この仕事のやりがいは?

常に考えて生み出す仕事だという点にやりがいを感じています。毎週、毎月、毎年のルーティン業務はほとんどありません。自分自身の判断や方向性がブレないように、組織がより良くなるためにどうするかという視点を常に意識しています。

課内での議論を重ねていく中で、何度もつくり直した末に、一周して最初の案とほぼ一緒になったときは、なんともいえない気持ちになりますが、カタチにしたものが、計画や機構として今後のこくみん共済 coop に残っていくと思うと、それが醍醐味かなと思います。

03大変な点、難しい点は?

課題に応じて、組織内の仕組みや関係法令を把握しておく必要がありますし、金融・保障業界、協同組合の動向も把握する必要があります。これらは常にアンテナを張っていないといけないので、日々勉強に励んでいます。

業務の進め方とも関連しますが、どのような内容でもできる限り自分で調べて理解し、そのうえで関係部門の方々の専門知識やその部門だからこそ知りえる動向などを教えていただきながら、課題を克服しています。

04こくみん共済 coop だからできること、求められること

こくみん共済 coop に求められているのは、教育事業だと思います。教育事業とは、例えば組合員自身が防災・減災の知識を身につけ、もしものときに自分の生活や自分の命は自分で守るという意識を持てるようにしていくことです。株式会社などが行っている顧客サービスや情報提供とは異なる、生協らしい特長だと思います。

また、公的保障の行き届かない地域で孤立化している方への手立てを考えるなど、組合員一人一人の生活に寄り添う組織運営が求められていると思います。こくみん共済 coop は消費者のニーズを把握し、売れる商品を開発して売るという単純なビジネスモデルでは、いけないと思っています。

05こくみん共済 coop の好きなところは?

生協の「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という本質が、仕事の進め方や組合員との接点の持ち方、共済制度に表れているところが好きなところです。

仕事をしていくうえで、誠実か、誰のためか、誰の役に立っているかなどの問いにきちんと答えられる組織で働けていることは幸せなことだと思っています。現在は、経営企画部門に所属していますが、どのセクションに所属していても、それは同様に感じられると思います。

06今後のビジョン・目標は?

これからのキャリアとして、これまで本部に在籍した中でまだ経験していない部門に携わってみたいと思っています。あとは、新たなプロジェクトの立ち上げなど、一から構築していくような業務はわくわくしますね。

また、プライベートの充実が視野をひろげることや考える力の向上につながると思っていますので、趣味や家族との時間を大切にしていきたいと思っています。

上司より

実直でいて明るく気遣いもできる課の中心人物。

遠藤 孝一/経営企画課 課長

井上さんは、経営企画課で一番在籍が長く、課内のことを何でもよく知っています。何でもきちんと調べる実直な性格で、業務の内容や経過を詳しく知っており、課の内外からさまざまな問い合わせや相談が寄せられる頼りになる人物です。私も日々の業務で大変助かっています。

また、緊張感のある職場の中でも、その場の雰囲気を和ます明るさと同僚への気遣いができる人柄や行動でチームを引っ張ってくれています。これからも人脈を広げ、仕事力でも人間力でもますます向上させて、組織の要となる職員になってくれると期待しています。

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