不安でいっぱいの
組合員の皆さまと、
直接お話しすることに
大きな意味が
ある。

共済金支払(損害系)佐藤 敬司

PROFILE
本部 損害共済金部 関西損害調査センター 大阪住宅審査チーム
経済学部卒、2012年4月新卒入会。愛知県での勤務を経て、大阪の住宅損害系共済金支払部門で活躍中(取材当時)。

01こくみん共済 coop に入会を決めた理由は?

就活時は世の中の役に立つ仕事がしたいと考え、「社会に欠かせないものを提供する会社」という観点で、さまざまな業界をまわっていました。そんなときに親から、私が小さいときに自宅が火事になりこくみん共済 coop<全労済>から保障を受けたこと、また学生時代に卓球部で私が何回かけがをした際も実はこくみん共済 coop の保障を受けていたことを聞きました。

もし父がこくみん共済 coop に加入していなかったら私は今のような人生を送れただろうか、と考えると、保障がいかに大切かその重要性を実感。保険・保障業界、中でもこくみん共済 coop を志望するようになりました。

02現在の仕事内容は?

近畿エリアに住む組合員の皆さまから、火災・台風・地震などで被災したとの連絡をいただきます。アポイントを取り、実際にご自宅にうかがって被災状況を調査、適正な共済金のお支払い額を算出するのが私の仕事です。

調査時は被災箇所を撮影し、図面作成や、被災箇所の確認をして契約内容に照らした具体的な支払いの可否をご説明します。家が壊れて一日も早い支払いを希望されていますので、少なくとも1週間以内にお支払いができるように調査から3日以内には必要な書類作成を完了できるよう迅速に動くことを心がけています。

03この仕事のやりがいは?

被災した住宅の調査を職員が行うことが、こくみん共済 coop の大きな特長です。地震や台風、火事などの災害にあわれた組合員の方から対面でお話を聞き、質問にお答えして不安を取り除くことも私たちこくみん共済 coop 職員の使命だと思っています。

「こんなに大変だ」「ひどい目にあった」という現状を誰かに聞いてもらいたい、という気持ちはとてもわかりますし、また共済金の請求書類の書き方や契約内容の確認、被災時の法律に関する知識などがわからず困っている方も多いので、直接お会いできることに大きな意味があると感じています。その結果、感謝のお電話やお手紙をいただくことも多く、それは私にとって何よりのやりがいになっています。

04この仕事の難しい点は?

案件によっては、被災内容が契約いただいている保障の範囲に含まれておらず、どうしてもお支払いが難しい場合があります。そのことをご説明することは非常に難しく、専門用語、例えば「クラック」ではなく「ひび割れ」「割れ目」など誰にでもわかる言葉で説明し、その意味や趣旨をご理解いただくよう努めています。

また世の中に同じ家が1つとしてないため、自分の中で多くの審査事例をノウハウとして蓄積していくことが重要です。部内でも会議や起案書類を通して事例を学んだり、制度や実務に関する勉強会を実施したりと知識の掘り下げに取り組んでいます。

05こくみん共済 coop に求められていると感じることは?

リスクに関する啓発活動の必要性を、強く感じますね。私はこれまで数多くの被災した家を見てきました。充分な保障に加入していなかったばかりに、家を再建するめどが立たなかった方に何人もお会いしました。しかし大学時代の友人と話していても、全員「ウチに限って災害にあうわけがない」と言います。火事は近隣からの「もらい火事」の方が多いにもかかわらずです。

「無保障」状態の人が、増えていると感じています。だからこそこくみん共済 coop が中心となって、リスクについて考える機会をもっと世の中に提供しなければなりません。

06今後やっていきたい仕事・業務は?

事業推進の仕事をしてみたいですね。入会以来、長く住宅の共済金支払いの仕事を担当してきましたので、その経験を生かしていきたいです。生きた事例紹介を行いながら、本当に起こりうる目の前のリスクを紹介し、「無保障者」をなくしていきたいです。

大人になったらクレジットカードを持つように、一定の年齢・立場になったら保障に加入するのが当然という世の中になればいいと思います。

上司より

組合員の皆さまや後輩に寄り添う優しい男

冨樫 一友/大阪住宅審査チーム 課長

佐藤くんは部の看板でエース的存在です。組合員の皆さまに寄り添い、丁寧な対応には定評があります。また、今まで彼の下に4名の後輩がいましたが全員を手厚くフォローし指導するなど、その面倒見のよさも佐藤くんの魅力のひとつです。

ただ少し優しすぎるかな、と思うときがあります。これからはまわりを引っ張っていく立場になっていくので、もっと自ら発信するなど、「働きかける力」を伸ばしていけるよう、期待しています。

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