本部長メッセージ
皆さまと共に60年、そして次の時代に邁進
静岡県労働者共済生活協同組合(全労済静岡県本部)は、1957年6月10日に23名の発起人と設立趣意書に
賛同された県内各組織の代表者325名の方々の熱い思いにより誕生しました。
その後も戦後の混乱の中、多くの諸先輩方の並々ならぬご尽力とご理解・ご協力をいただき、2015年度末
(全労済静岡県本部)では、加入件数約107万件、加入口数1.39億口、生活再建等にお役立ていただいた共済
金等は年間約87億4,000万円になり、社会的責任の一翼を担える生活協同組合にまで大きく成長することが
出来ました。
また、2007年7月30日静岡労済・全労済静岡県本部創立50周年祝賀会では、これまでの皆さま方と歩んで
きた50年を振り返ると共に、全労済事業を次の時代に継続・発展させることをご確認いただきました。しか
し、その後の10年間には、今もまだ復興途中であり、未曾有の大災害となった「東日本大震災」や昨年の
「熊本地震」、さらには昨今巨大化しつつあります台風・豪雨による水害など、全国各地で『まさか・まさ
か』の自然災害も頻発し、今まで以上に災害から身を守る大切さとそれに対する備えの必要性を痛感させら
れました。
一方、静岡県労働者共済生活協同組合(全労済静岡県本部)は、本年6月に60周年を迎え、現在「発信」
「感謝」「拡大」「連携」「社会貢献」という5つのテーマを掲げながら60周年事業を積極的に取り組んでい
ます。また全労済本部では、2014年度~ 2017年度にかけて「事業回復」と「常に健全な事業基盤の確立」
を目的に中期経営政策(Zetwork-60)を進めています。特にその柱の一つとなる組織改革は2017年9月から
予定されています。この組織改革により静岡県本部は、静岡推進本部に名称を改変し、新たに設置される中
部統括本部(静岡・長野・富山・石川・福井・愛知・岐阜・三重)の一推進本部として運動を推進することに
なります。
今後とも、組合員の皆さまと共有すべき全労済の変わらぬ価値観である全労済の理念「みんなでたすけあ
い、豊かで安心できる社会づくり」の実現に向け取り組みを進めていきます。60周年を契機に今日まで全労済
の運動推進に携わっていただいている多くの組合員の皆さま方と共に、役職員が一丸となり、共済運動の伝道
師として『因果倶時』の言葉を念頭に、次の時代に向け邁進したいと思いますので、変わらぬご支援・ご協力
をお願い申し上げます。
結びに、関係諸団体の益々のご発展と組合員の皆さま方のご健勝ご多幸をご祈念申し上げ挨拶とさせていた
だきます。
静岡県労働者共済生活協同組合 理事長
全労済静岡県本部 本部長
佐竹 功