子どものすこやかな成長は、
パパやママにとってうれしいもの。
けれど、よろこびと同じくらい、
子育てには悩みごとが付きものです。
そこで、子育て・教育のエキスパートが
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妊娠・出産、離乳食のことや、
保育園や学校での集団生活の
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いつでもお気軽にご利用ください。
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1歳10ヵ月の娘はカメラ嫌い。
写真をたくさん撮りたいのに。Q1歳10ヵ月の娘がカメラ嫌いに
なってしまいました。少し前まではよく抱っこして撮影していたのですが、今はカメラを準備するだけで泣き始め、撮ろうとすると大泣きします。もうすぐ誕生日なので、バースデーパーティーのときには笑顔の写真をたくさん撮りたいのに、うまくいかずに困っています。
A遊びを通して
「写真を撮ることは怖くない」
と
教えてあげましょう。まずはカメラが怖いものでないということをお子さまに理解してもらうと良いかと思います。おもちゃのカメラや携帯・スマートフォンなどを使い、いつもの逆でお子さまに写真を撮ってもらうなど、遊びを通して「写真を撮ることは怖くないよ」と安心させてあげるのも一つの方法です。
夢中で遊んでいるときなどはシャッターチャンスです。カメラを構えていることに気づかれないように、遊んでいるお子さまの斜め上からお子さまの名前を呼ぶと、顔をあげた瞬間を可愛く撮れますよ。
いずれにしてもお子さまが泣いてしまうようでしたら、無理に写真を撮るのは少しお休みして遊びを通してカメラに慣れるようにしてください。お誕生日までにカメラ嫌いがなおって良い写真がたくさん撮れると良いですね。
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公共のマナーは
どうやって教えたらいいんだろう?Q公共のマナーはどうやって
教えたらいいのでしょうか?公共の場でのマナーを教えたいと思っています。ただ、2歳になったばかりなので、何をどこまで教えれば良いのかが分かりません。アドバイスをいただけたら嬉しいです。
Aまずは
できることを増やしてから、
マナーを教えていきましょう。2歳といえば言葉も増え、充分ではないにしろお母さまのお話が少しずつ理解できる頃ですね。ただ、この時期は「マナーを教える」というより、たくさん褒めて「できることを増やす」ことを目的にして、あくまでその延長で「マナーを教える」とお考えください。
交通ルール、電車の中や図書館でのマナー、公園での遊具の順番待ち、食事のマナーなど、何かを教えるときはその都度その場で「短く言い聞かせる」を基本にしてください。絵本や人形を使って良いお手本を見せてあげるとわかりやすいですし、この時期は真似をすることが大好きなので、くり返し見せると自然に身につきます。すぐに「マナーを身につける」というのは難しいので、教えたことができなくて当たり前と考え、気長に取り組む姿勢でいらしてください。そして気持ちがプラスになる言葉掛けはとても大切ですから、お子さまが理解したときや上手にできたときにはたくさん褒めてあげてくださいね。
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幼稚園に通う息子が
お友達を突き飛ばして
けがをさせてしまった。どうしよう。Q友達を突き飛ばして、
けがをさせてしまいました。幼稚園に通う息子が順番を守らずに前列に出ようとした友達を突き飛ばしたそうです。友達のけがは擦り傷です。けがをさせたことは悪いので謝罪の電話をかけようと思うのですが、全面的にうちの子が悪いとは思えず、何と言えば良いか分かりません。
Aお子さまの前で、
けがをさせてしまったことを
お詫びしましょう。ご相談者さまのお子さまの場合、これは明らかに正義感から出てしまった行為ですね。しかし、どんなときでも相手をけがさせてしまってはいけません。相手のお子さまに非があったとしても、けがをさせてしまったのですから謝罪は必要です。
まずは「おけがの具合いかがですか。」と相手のけがの様子をうかがってから、「どんな事情があったとしてもけがをさせてしまったこと、本当に申し訳ありませんでした。」とお詫びの言葉を言いましょう。このとき、お子さまに非が無いことはすでに先生から伝わっているはずですから、改めてその事には触れない方が良いと思います。
また、お子さまがいるときに電話をしましょう。お子さまは自分のために謝ってくれたお母さまの様子をみることで、親への信頼を感じ、自分を守ってくれていると思い、善悪の区別もつくようになります。これから喧嘩することがあっても、正義感あるお子さまの長所を伸ばしてあげるためにも、ずっとお子さまの良き理解者であってください。
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小学校4年生の息子は
活字の本が嫌いで、読もうとしない。Q小学校4年生の息子は
いわゆる活字の本が嫌いで、
読もうとしません。小さい頃は絵本が大好きでしたが、いつの間にか本を読まなくなり、動画サイトなどを見て楽しんでいるようです。文字から内容をしっかり理解できない大人になると、受験のときにも困りそうだと考えてしまいます。
A子どもが見ているところで
親や兄弟が読書をするように
しましょう。無理やり読ませようとすると、それがかえって本を嫌いになってしまう原因にもなりかねません。昔は絵本がお好きだったようですので、まずは活字の少ない本や大人向けの絵本などで興味を引いてみるのはいかがでしょうか。
そのほかには、お子さまにとって身近な方(ご兄弟やご両親、親しい親戚など)がロールモデルとなることで、真似をしだすことも大いにありえます。まずは、周りの年長者がお子さまの見ているところで読書をするようにしましょう。
ご家庭に本を置くことを当たり前にすることも一つの良い方法だと考えられます。本棚をもう一度見直してみましょう。 -
日本は島国なのに、オーストラリアは
どうして大陸と言うの?Q日本は島国なのに、
オーストラリアはどうして
大陸と
言うのでしょうか?大きさが関係するのでしょうか?
A「島」と「大陸」は、
陸地の大きさによって
分類されています。ご指摘のとおり「島」と「大陸」の差はその大きさにあります。島とは「周囲を水域に囲まれた陸地であり、満潮時に陸地が水面よりも上にある土地」のことです。この定義に当てはまる陸地で、なおかつオーストラリア大陸よりも小さい陸地が「島」になります。
世界の中で最も小さい大陸がオーストラリア大陸となり、それより小さいものは「島」になりますが、なぜオーストラリアが最も小さい大陸になったのか、その理由は明確になっていません。ちなみに単純な大きさで比較すると、オーストラリア大陸は世界最大の島であるグリーンランドの約3.5倍あります。なお、世界の島はグリーンランドのほかにもニューギニア島、ボルネオ島、マダガスカル島などがあります。日本の本州も世界的に大きな島の部類に入ります(世界第7位)。
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蛇はバックできるの?
Q蛇はバックできますか?
蛇は体の太さくらいの細長いプラスチック容器の中に入ったら(先は塞がっている)バックして出てこられるのでしょうか?
A後ろに向かって
動くことはできますが、
前に進むよりも下手です。蛇はバック(後退)可能です。肋骨を自由に動かせますし、腹板もアコーディオンのように自由に動かせるので、後ろ向きに動かせば、ヘビも後退することができます。しかし、ヘビの腹板は基本的に前進するのに便利なようにできているので、後退するのは前進するよりも下手です。腹板を立てて、エッジを引っ掛けることで進みますが、プラスチックのように引っかけられる場所が少ないものだと、進んだり戻ったりするのが少し難しくなるかもしれません。