まさか交通事故で大けがをするなんて
「なんとなく」でも「たまたま」でもいい、備えておくことは大事ですね。
当事者になってみて身に沁みました。

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群馬県在住

井下田 涼さん [32歳]

PROFILE
妻と子ども2人の4人家族。日々の楽しみは、2歳、8ヶ月の子どもたちの成長。休日は、家族で公園に出かけ、思いきり遊んでいる。

「あの対向車、あれ?え!」と言っている間にドンッ!と衝撃。

 3年ほど前のその日は仕事が休みで、jiko_1729290421014.jpg近くに住む両親から買い物に付き合ってほしいと連絡があり、出かけました。父の運転で、自分は助手席、母が後部座席に座り、郊外の大型スーパーに向かっていました。事故の瞬間のことはよく覚えています。遠くに対向車がセンターラインを越えそうになっているのが見えて、速度をゆるめながら、車内で「おいおい」「こっちに来るんじゃないか」と少し言葉を交わしたところで、ドンッという音と大きな衝撃が!父がとっさにハンドルを切ったのですが避けきれず、車体の右側に思いきり衝突。後部座席の母は私を守ろうとしたのか、少し前方に身を乗り出した形でした。すぐに両親に声をかけると、父は一瞬気絶したような感じで、母は顔から出血。後続車や現場近辺の方がすぐに救急車を呼んでくれて、近くの病院に3人とも搬送されました。

通院しながら1ヶ月の自宅療養。仕事に復帰できるか不安でした。

 病院で検査をしているうちに「痛い!腰が痛い、動けない」と気づきました。現場では気も焦っていて、両親のことも気になり、自分自身の痛みは感じていなかったんです。診断結果は「腰部挫傷」。その日のうちに帰宅はできたものの、自宅2階の部屋まで階段をのぼるのも一苦労。しかも次の日に痛みのピークがきて、数日間はほとんど動くこともできず横になって過ごしました。4日ほど経って、ゆっくりですが歩けるように。ただ、職場復帰には1ヶ月ほどかかりました。機械のメンテナンスが主な業務なのですが、重いものも運んだり、狭いスペースに入って作業することもあって、体が資本。妻には心配かけたくなくて「大丈夫、大丈夫」と言っていましたが、思うように動けない時間が結構長かったので、もとの生活に戻れるか、今まで通りに仕事ができるだろうかと不安でした。

通院費はもちろん、腰部サポーターも買えてありがたかったです。

 syuzai_20241018_171825.jpg事故後は会社と組合を通して、こくみん共済 coop に連絡しました。担当の方には共済金支払いの範囲を教えてもらったり、書類の手続きを手伝ってもらったりとお世話になりました。共済金自体も、かなりスムーズに入金されたように記憶しています。仕事に復帰した後も痛みを感じることはあったので、共済金の一部は腰部を支えるサポーターの購入にも充てました。サポーターを着用すると痛みが和らぐのはもちろん、着けていることで無意識に無理をしないようになって、とても過ごしやすくなりました。今回、通院と自宅療養だったのですが、こういった細かい諸費用をカバーできたのもありがたかったですね。

 ※Zoom取材の様子

今とこれからの我が家に合う保障を考えていきたい。

 こ角度調整後2.jpgくみん共済 coop の保障には入社時に加入したのですが、正直どんな内容の保障なのか、よくわからないままでした。本当に入ったほうがいい?若いし、必要ないのでは?と気楽に考えていたところもあって。「保障はいざというときのため」とはよく言いますが、これは実際に経験してみないとわからないものですね。今回当事者になって初めて「あのとき備えておいてよかった」と実感しました。若い世代の人たちにも、もしもの備えに年齢は関係ないということを再認識してもらえたらなと思います。自分自身は家族も増えて、けがや病気にますます気をつけないといけない。だから、今のライフスタイルに合わせて、そしてこれからを見据えて、家族を守る自分や妻・子どもの分、家族みんなの保障の見直しをしたいと思っています。

編集後記

 自宅療養中は日常生活のすべてが大変だったという井下田さん。「ただ、一人じゃなかったのでそこは安心でした。けがをした自分の世話をしながら仕事もして、家計を支えてくれた妻には本当に感謝です」と語ってくれました。