困っている人をつくらない
現役時代からの思いは、今も変わりません。

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神奈川県在住

小池 勝彦さん [64歳]

PROFILE
定年後も系列会社で仕事を続ける毎日。妻、息子の3人暮らし。近くに住む娘(孫)一家との交流もさかんで、にぎやかな日々を過ごしている。

カラダは元気でしたが、収入減がつらかった…

 今回、私が共済金を受け取ることになったのは、息子と自分の新型コロナウイルス感染でした。始めに息子が罹患して、妻は近くに住む孫の世話もあり、すぐに娘の家へ避難。私は自宅に残り、体調のすぐれない息子と完全隔離で食事の世話などをしていました。ですが、結局私も感染してしまい…。それほど体調は悪くなかったのですが、10日ほど仕事を休むことになりました。現役時代と違って有給休暇が足りず収入が減ることになり、なかなかつらかったですね。
 共済金の請求は、こくみん共済 coop の担当の方へ連絡して、息子の分とあわせて請求書類を送ってもらいました。必要な証明書類を揃えるのに、自分はHER-SYS(ハーシス)というシステムを知っていたので手間いらずでしたが、息子は紙での申請などが必要で、どこも混み合っている時期だったので時間がかかりました。こくみん共済 coop へ請求書類を提出してからは、思ったよりもスムーズに手続きが進み、助かりました。

自分の収入に合わせて、保障の見直しをしてきた

 IMG_990600.jpgこくみん共済 coop の共済制度に加入したのは17年ほど前のこと。保障を見直す機会があり、掛金や内容を吟味して加入を決めました。1年ごとの更新で常に点検・見直しをしながら継続できるのも自分に合っているなと思い、家族の医療保障、あとはマイカー共済、住まいる共済にも加入しています。
 保障の見直しと聞くと、面倒だと感じたり、どうしたらいいかわからないという話もよく聞きます。要は自分に必要かどうかを見直すことなんですよね。なんでもかんでも備えればいいわけではないですし、まずは公的保障をどう補うかから考えるとムダがない気がします。
 私自身は収入に合わせて、掛金額や内容を考えています。この先、後期高齢者になったら入院保障を少し下げようかな、最近また地震が多いから住宅保障を手厚くしようかなど、人生全体を見ながらライフステージに合った保障のバランスを取っている感じですね。

目を配り、声をかけ、
困っている人をつくらない

 実は現役時代は労働組合で役員をしていまして、「困っている組合員をつくらない」を信条に活動していました。組合員向けの機関紙の発行やセミナーなどを通して、保障の点検や見直しの必要性を伝えたり、正しい知識や情報の共有・アドバイスなどもしていました。病気を抱えながら仕事をしている組合員がいたのですが、障害年金の手続きについて話をしたときは「そんな制度があるなんて知らなかった。本当に助かりました」と感謝されました。制度も人も、困っている人に寄り添い続けることが必要だなと思っています。

こくみん共済 coop のセミナーをきっかけに
世界が広がった

 IMG_0033.jpg組合員のためにという思いで活動していたので、自分でもいろいろ調べたり、わからないことはこくみん共済 coop の担当の方にも問い合わせをしていました。中でも、こくみん共済 coop の取り組みの一つ“生活保障プランナーのセミナー”に参加したことは、今思えば私にとっての転機でした。それをきっかけに、もっと深く知りたい!と勉強をはじめて、59歳でファイナンシャルプランナーの資格を取得したんです。組合員にアドバイスできることが増えましたし、頑張ってよかったと思いました。今は労働組合から離れていますが、知り合いやその友人に集まってもらってミニセミナーを開くこともあります。「定年後はこんなふうに変わるよ」「この情報は知っておいた方が良いかもしれないよ」など伝えたいことがいっぱいです。定年した自分だからこそアドバイスできることもありますからね。わからないことが多い保障やお金のことだから、これまでに得た知識をいかして、たくさんの人に“安心という保障”を実感してもらえるよう努めていきたいですね。

※現在の当会の新型コロナウイルス感染症の取り扱いにつきましては(https://www.zenrosai.coop/coronavirus-2.html)をご参照ください。

編集後記

 ファイナンシャルプランナーの資格を取得してから約5年、今は新NISADCプランナーに興味があるという小池さん。その学び続ける姿勢、追究力、行動力に驚かされながらも、終始にこやかな表情に優しいお人柄がうかがえました。