便潜血になったことで病気が身近に感じた
社員の年齢層も考慮して保障を手厚くしていきたい

栃木県在住
織田 真一(おだしんいち)さん [50歳]

PROFILE
高層ビルの鉄骨をつくる建設会社に勤務。父親と、妻と、大学生の長女と高校生の長男と5人で暮らしている。趣味のソフトテニスは地区大会で優勝するほどの腕前で、地元の中学校のソフトテニス部のコーチも務めている。

いつも通り健康診断を受けたが…

 私は1994年の入社時に、労働組合に入った関係でこくみん共済 coop の共済に加入しました。その2,3年後ぐらいに、先輩から推薦を受けて労働組合執行部に入りました。
 趣味でソフトテニスを続けていたこともあり、自分は健康であると自負をしていましたし、実際に病気とは無縁の生活を送っていました。
そんな私にも突如体調不良の予兆が訪れました。毎年私の会社では秋口に健康診断を実施しています。そこでは、2018年ごろから40歳以上の人を対象に検便も実施していました。
 それ以来、毎年数名は検便で異常が見つかるのですが、2020年は私に便潜血が見つかったのです。便潜血というのは、字の如く便に血が混じっている状態を指し、大腸がんのサインとも言われています。便潜血が出たのが初めてということもあり、「前日に食べたものがいけなかったのかな」とか「生肉を食べると出るっていうよな」などと最初は軽い気持ちでいました。自分は健康に自信があったので、余計に信じられなかったです。しかし、「とにかく1回検査をしたほうがいい」と医師から言われたため、検査をすることになりました。

検査を前にもしものことを考えた

 publicdomainq-0012187vhzhbm.jpg潜血がわかってから、1カ月後に検査をすることが決まりました。家族にも、便潜血と検査のことを伝えました。
 実は、私の母親が2019年にがんで亡くなっていたので、もしものことを考え家族に話しました。妻が「早め早めに動いたほうがいい」という考え方なので、早めに伝えておこうと思ったのです。ネガティブには考えたくなかったんですけどね。
 検査自体も嫌だと思う気持ちはあったのですが、一番辛かったのは検査前のことでした。検査の前日には、腸内を空っぽにするために下剤を飲まないといけなくて、それがとにかくおいしくなかった。しかも2Lも飲まないといけず、その後もおかゆなど淡白な食事しか許されなかったので、ひたすら辛かったという記憶があります。
 検査するとポリープが6個も見つかったと言われて、驚きました。そもそも便潜血ですら驚いたのに、まさかポリープまであるなんて。すかさず部分麻酔を打って、切除手術が行われました。切除後すぐに悪性かどうかはわかりませんでしたが、1mmほどの小さいものがほとんどで、色味もきれいなものが多いので、問題ないだろうとのことでした。
 その後、結果が出て良性ポリープだったと聞かされたときはホッとしました。早期発見ができて良かったです。

改めて、気軽に相談できるこくみん共済 coop に感謝

 今まで病気にかかったこともなかったし、自然災害に遭うこともなかったので、今回初めてこくみん共済 coop さんに給付金手続きに関する連絡をしました。私は執行部を務めており、書記長になってから20年ほど経つので、保障内容や、手術に対して一時金が出ることなどを把握していました。そのため、手術が終わるや否や、申請用紙に必要事項を記入し、申請をした記憶があります。
 申請については複雑なやりとりはなく、スムーズにできました。申請をしたら10日後ぐらいには振り込みがあったので、事前に話を聞いていた以上にあっという間だったなという印象です。
 こくみん共済 coop の良い点は、申請のお手軽さの他に、担当者が親身であるという安心感です。やはり毎週組合の事務所まで来ていただいているのは、こくみん共済 coop ならではだと思います。そういった意味で、雑談から病気についての相談まで、いつでも気軽にお話ができる担当者の方には本当に感謝しています。担当者の方は、同じ会社の一員であり、パートナーであるという感覚です。
 今思えば、手術に対してそこまで不安がなかったのは、一時金が降りることがわかっていたことや、担当者の方との良好な関係があったからかもしれません。

社員の年齢層を考慮して、保障を手厚くしていきたい

publicdomainq-0063817rlmewt.jpg 今まで病気について考えることはありませんでしたが、今回の手術を通じて意識するようになりました。自分はもちろん、組合の執行部員なので社員(組合員)の保障もより充実させたいと思うようになりました。そして、弊社の場合社員の年齢層も高いので、より手厚い保障にしていかなければいけないと思い、がんに関しても一時金が降りるようにしていく予定です。
 実際、社内でも他に便潜血で陽性になる方もいたり、病気の話をしあったりなど、体調を気にする方が年々増えていきている印象です。取り返しのつかないことが起きないように、常に備えをしておきたいですね。

編集後記

 今まで健康であったものの、便潜血を通して年齢と保障を意識するようになった織田さん。労働組合執行部の書記長として、周りの方々の健康をサポートするとともに、趣味のソフトテニスも楽しんでいただきたいですね。