すると「修理には縦1列分の瓦をすべて張り直さないといけない」と説明を受け、その費用も20万円以上の大がかりなものになると聞かされてびっくりしました。
瓦が1枚壊れただけで、そんなにお金がかかるとは思っていませんでした。「こんなときこそ保障に頼らなければ!」と思い、さっそくこくみん共済 coop に連絡したのです。
小さなトラブルが大きな出費になることも。
仲間に伝えたい「備える大切さ」
神奈川県在住
加藤 哲也(かとうてつや)さん [53歳]
PROFILE
自動車部品メーカー勤務。労働組合の事務局長として社員の組合活動をサポートしつつ、保障関連の相談にも応じている。趣味は20代から続けているキャンプ。今も1年に2、3回は近郊のキャンプ場に家族で遊びに行く。
強風で自宅の屋根瓦が破損。20万円以上の修理費用にびっくり
私がこくみん共済 coop の保障に助けられたのは、自宅の屋根瓦が破損した2019年4月のことです。
ある日、2階のベランダに出てみると、1階の屋根瓦が1枚だけ割れ、ズレているのに気づきました。原因に心当たりがなかったので、妻に聞いてみるなどして、2ヵ月ほど前にわが家を襲った強風のことを思い出しました。
私の家は、相模湾が一望できる見晴らしの良い高台にあります。昔から風が強いことで有名な場所で、1ヵ月に1回くらいは家が揺れるくらいの強い風が吹き荒れます。庭にある物干し台が倒れるなどはしょっちゅうで、本当に風の強い日はカーポートの柱が折れるのではないかと心配になるくらい激しく揺れるので、アウトドア用のロープと杭で倒れないように固定しているほどです。日ごろからそのような状態ですから、風の力で屋根瓦が壊れてもおかしくないと思いました。
壊れた屋根瓦から雨漏りするのが心配だったので、知り合いの工務店に見てもらいました。
簡単だった共済金の申請。担当者の親身な説明に助けられた
妻の実家がある町に引っ越してきて、今の場所にマイホームを建てたのが17年前。そのときに会社の労働組合を介してこくみん共済 coop の保障に加入したのが、お付き合いの始まりです。
こくみん共済 coop は、労働者に寄り添った団体というイメージがあり、当時から加入者数も多くて安心感がありました。
しかし、共済金の申請をするのは今回が初めて。正直に言って、少し不安がありました。屋根瓦が壊れた原因を説明しても信じてもらえるか自信がなかったからです。私は強風が原因だと思っていましたが、実際に壊れた瞬間を見たわけではありません。また、台風や地震のような同時多発的に起こる災害とは違い、被害を受けたのが私の家だけだったというのも、信憑性を疑われそうな気がしました。
でも、審査にやってきた担当者にお会いして、そんな不安はすぐになくなりました。私の話を疑って聞くというよりは、心配してくれている様子が伝わってくるような、とても親身な応対をしてもらいました。こういった被害を見慣れている人だったのかなと思います。共済金の手続きの仕方も1から10まで親切に教えてもらいました。おかげで手間取らずに申請ができましたし、その後、受け取った共済金で修理費用を全額まかなうことができました。
自分だけで判断すると損になることも。何でもまずは専門家に相談を
もう一つ、ありがたかったことがあります。
強風で屋根瓦以外に物置小屋の損害があったという話をしたところ「物置も申請の対象となります」とアドバイスしてもらいました。母屋と別の物置は保障の対象外と思い込んでいましたから、そのようなサポートがあるとは知りませんでした。
結果として物置部分の保障も含めた共済金を受け取ることができました。教えてくれた担当者に感謝です。どんな被害も素人判断せずに、とりあえず専門家に話してみることが大事だと学んだ出来事でした。
私は掛金が少しでも低くなるように年払いにしているのですが、年払いの月に掛金が引き落とされた後の給与明細を見て「痛いなぁ」と苦々しく思っていました。その気持ちも、今では「払っておいてよかった!」に変わりました。やはり保障は大切です。
労働組合の活動を通して、社員から保障の相談を受けることもあるので、こうした体験はどんどん広めたいと思っています。とくに若い人は保障に無関心なことが少なくないので、私のほうから積極的に紹介して、いざというときに備える意識づくりのきっかけにしてくれたらうれしいですね。
編集後記
20代からキャンプが趣味だったという加藤さん。今年、20数年ぶりにテントを新しいものに買い換えたそうで、家族全員でキャンプに行くのが最近の楽しみだと話してくれました。会社では組合員の良き相談相手で、家では家族サービスを欠かさない。まさに“理想の上司”や“理想のお父さん”というイメージがぴったりの人だと感じました。