それよりも大変だったのは家事です。朝夕の食事の支度ができない、食器洗いができない、洗濯物が干せないなど、毎日あたり前にできていたことができなくなりました。ちょうど小学校と保育園に通う子どもがどちらも春休みで、昼に家で食べるお弁当の作り置きをしなければならなかったのですが、それもできなくなってしまい・・・。この期間は、夫と相談して家事を代わってもらったり、近くに住む両親に助太刀に来てもらったりして助けてもらいました。
結局ギプスを外すまで1ヵ月。それからリハビリを受けたり、週1回のマッサージを受けたりして、完治するまで3ヵ月くらいかかりました。この間の家族のサポートには本当に救われました。
仕事と子育て、どちらも安心したいから。
全労済のサポートをこれからも
東京都在住
A.Mさん [44歳]
PROFILE
鉄道会社勤務。同じ会社に勤務している夫、小学校低学年の長女、保育園に通う次男の4人家族。近郊に住む両親のサポートを受けながら、仕事と子育てを両立する日々。趣味は旅行。
会社で転倒して利き腕を骨折。大変だった完治までの3ヵ月間
私が全労済の保障のお世話になったのは、2018年3月のことです。会社の廊下を歩いていたとき、雨で濡れた床で滑って転んだ拍子に、利き手の右腕を骨折しました。
転んだ直後は、痛みよりも周りの人たちの見ている前で盛大に転倒してしまったのが恥ずかしくて、すぐに立ち上がってその場を離れたのですが、その後ズキズキと痛み出してきて・・・。最初は「捻挫したかな?」くらいに思いながらデスクで仕事をしていたのですが、どんどん痛くなってきて、とうとう受話器を持ち上げられないくらいの激痛になりました。
「これはおかしい」と思い、上司に事情を話して会社を早退することにして、そのまま近くの病院へ行きました。
診断の結果、手首からひじの間にある「橈骨」という骨が折れているとわかりました。
廊下で転んだくらいで骨折するとは思っておらず、聞かされた瞬間は「えっ!? まさか」とびっくりしました。
幸い入院するほどの重症ではなく、治療もギプスで右腕を固定する程度で終わったので会社には翌日から出社できました。仕事はデスクワークが中心なので、パソコンのキーボード入力で不便を感じることはありましたが、業務に大きな支障をきたすほどではありませんでした。
共済金のおかげで両親にお礼の温泉旅行をプレゼントできた
全労済に問い合わせたのは骨折から1週間後。通院治療費は勤務中のけがとして労災保険で支払われるのが決まっていたものの、全労済の保障が適用されるのだろうかと思い、日ごろ付き合いのある担当者に問い合わせてみたのです。
担当者からの返事は「もちろん、保障の対象になりますよ」という大変心強いもので、すぐに手続きの方法を教えていただきました。
通常の手続きの場合、通院治療を証明する領収書が必要とのことだったのですが、私の場合は労災保険でまかなわれていたので領収書がありませんでした。そこで「治療後に病院の診断書を付けてもらえれば大丈夫です」と案内していただき、診断書での手続きを行うことができました。
共済金の振り込みもスムーズで助かりました。治療中は料理ができなかったので、食事はテイクアウトや外食が中心となり、いつもよりお金のかかる生活だったのですが、共済金のおかげで負担分をまかなうことができました。
完治後は、私たち家族に夫と私それぞれの両親をさそって“快気祝い”を企画して、みんなで1泊2日の温泉旅行にも行きました。両親は孫たちと一緒に過ごせたことがうれしかったみたいで、とても満足してくれました。私も生活を支えてくれた家族みんなにお礼ができてうれしかったです。
なにが起きてもいいように。家族の安心を全労済で
実は、私の骨折の治療中、小学生の長女が友だちと遊んでいて親指を骨折するけがをしています。このときも全労済の保障にサポートしてもらいました。私の住んでいる自治体では児童医療の助成制度があるので、制度を利用すれば治療費を安く抑えることができます。そのため子どもを保障に加入させないお母さん方も実際いらっしゃるのですが、共済金は子どもの治療費を補てんするという理由以上に、生活全般の下支えをしてくれるお金として役に立つと思います。
子どもが成長して、これからスポーツや遊びも活発になっていくことを思うと、私たち夫婦の健康はもとより、彼らの「もしも」にも備えておくことは無駄にはならないと、今回のできごとであらためて感じました。
これからも全労済には、私たち家族の安心をサポートしてほしいと思っています。
編集後記
趣味はご夫婦で列車旅というA.Mさん。目標は“全国制覇”だそうで、これまでに九州と四国を巡られ、次は東北を予定されているそうです。「夫が計画して、子どもたちと私は付いて行くだけですけど」と楽しそうにお話される姿から、円満な家庭を築かれている様子がうかがえ、心が温かくなりました。