こくみん共済 coop の公式ホームページお問い合わせ全国の窓口関東統括本部 公式ストーリー共済の輪を一人でも多く広げ、全労済と働く仲間をつなぐ架け橋になりたい!

共済の輪を一人でも多く広げ、
全労済と働く仲間をつなぐ架け橋になりたい!

赤間 貴之(あかま たかゆき)さん

茨城県在住
赤間 貴之
(あかま たかゆき)さん [45歳]

PROFILE
フィルムメーカー勤務。労働組合の役員として活動する一方、全労済担当として、保障に関係した組合員の問い合わせや相談に応じている。

思いも寄らない突風被害。自宅のカーポートの屋根が飛ばされる

 あれは2017年の秋ごろだったと記憶しています。会社で仕事をしていると妻から電話がかかってきました。
「家のカーポートの屋根のパネルが風で飛ばされてしまった。どうしよう?」
 最初は冗談かと思いました。しかし、妻の口調は真剣そのものです。自宅のカーポートは、庭から家の入口までつながっている大サイズのものです。
 「あんなに大きなものが飛ばされるはずがない」と半信半疑のまま帰宅して、妻から家の裏庭と表の通りに1枚ずつ、片手で持ちきれないくらい重い屋根のパネルが飛ばされていたと聞かされたときは「そんなことってあるのか・・・」と呆然となりました。
 私の住んでいる地域は、山から吹き寄せる強い西風が有名で、大きな竜巻が近所の小学校で発生したというニュースが話題になったこともありました。

 でも、まさか、20年近く平穏無事に過ごしていた自分の家が被害を受けるとは思っていませんでした。
 幸いだったのは、被害が自宅のカーポートだけで済んだことです。もしこれが他人の敷地に飛んでいったり、通行人にぶつかったりしていたら、もっと大変なことになっていたと思いますから・・・。

見舞金から「共済金」へ。全労済担当者の親身な対応に感謝

 私はもともと会社の労働組合で全労済の保障を紹介していました。それで顔なじみの担当者にカーポートのことを相談してみたところ「見舞金が出る可能性があるから、とりあえず申請してみてはどうですか?」とアドバイスをいただきました。
 じつはこの担当者は、私が全労済の保障に加入するきっかけになった方で、10年ほど前、住宅の保障について「住宅ローンを組んだときに加入する保障は、住まいの保障にはなっても家財の保障にはなっていないことがあります。確認した方が良いですよ」と教えてもらいました。
 安心しきっていた現在の生活が、とても不安定な状態だったと知るきっかけを与えてくれた私にとっては恩人のような存在です。
 その方から、見舞金の手続き等を教えてもらい、「あまり手間もかからないし、少しでもお金がもらえるかもしれないなら、やっておくか」という気持ちで申請書を提出したのです。
 それから2、3日して、全労済の罹災調査の担当者から電話がかかってきました。「詳しく調べてみたところ、見舞金ではなく共済金の対象になる事例だった」という話で、最初は「それって、私の得になることなの?」と思ったのですが、詳しく説明してもらい、自分のためになる提案をしてくれたのだとわかったときは、感謝の気持ちでいっぱいでした。
 共済金が振り込まれたのは、それから1ヵ月くらい経ってから。対応もスムーズで、すぐに壊れたカーポートの修理に役立てることができました。

実感があるから伝えられる。保障に加入することの大切さ

 今回のできごとで、全労済の保障をますます紹介したくなりました(笑)。これまでは資料やパンフレットに書かれている内容を伝えるだけという感覚だったのですが、実際に共済金を受け取る立場になって「保障って、いざというときのお守りなんだ」と実感できたことで、相手への伝え方にも今まで以上に自信が持てるようになった気がします。

 もちろん世の中にはいろいろな保障がありますから、最終的には本人が納得できる保障に加入することが一番大事。しかし、そもそもどんな保障を選択するのがよいかわからない人もいるし、現在加入している保障が自分のライフスタイルに合っているのか見直せていない人もいる。かつての私のように、保障に加入して安心だと勘違いしている人もいるかもしれない。
 そうした方々に、適切な保障を選んでもらうための「きっかけ」をつくるのが、自分の役目だと信じています。労働組合内部でも、加入した人が周りの人に紹介していることがあるようで、良いものを広めるというのは労働運動そのものだと思います。今後も共済の輪をたくさんの人に広げていきたいと思っています。

編集後記

 取材中は、ユーモアを交えながらご自分の体験をわかりやすく説明してくれた赤間さん。撮影のリテイクにも笑顔で応じてくれました。そんな相手を思いやる優しい人柄が、組合員のよき相談相手として頼りにされている理由なのでしょうね。