こくみん共済 coop の公式ホームページお問い合わせ全国の窓口関東統括本部 公式ストーリー自動車事故が人生を考えるきっかけに。“人とつながる”仕事を目指して勉強したい。

自動車事故が人生を考えるきっかけに。
“人とつながる”仕事を目指して勉強したい。

千葉県在住
塩田 幸代
(しおだ さちよ)さん [42歳]

PROFILE
ご主人とふたり暮らし。趣味のバドミントンは市民大会で準優勝するほどの腕前。遠方の実家で療養中の母親を支えながら、慌ただしくも充実した日々を過ごしている。

買い物の帰りに車を運転中、信号待ちで後続車両に追突される

 あれは2014年の9月でした。自宅から車で20分くらいの距離にあるショッピングセンターで買い物した帰り道。夕方、交差点で信号待ちをしていると、いきなり「ドンッ」と強い衝撃があって、身体がシートベルトに押し付けられました。一瞬なにが起きたのかと思い、振り返ってみると自分の車の真後ろに大型車が見えたので、「追突されたんだ」とわかったんです。赤信号の前で減速しきれず、私の車にぶつかってきたのだと思います。
 路肩に寄せて110番通報すると、10分くらいで警察がやってきて実況見分が行われました。今後の補償について相手の運転手と話し合い、その日はつぶれた車に乗って帰宅しました。
 自宅で夕食の支度をしていると、ズキズキと首が痛み出してきて……。事故直後の気持ちの高ぶりがおさまって、本来の痛みが戻ってきたのだと思いました。夫に相談すると「病院で診てもらったほうがいい」と言われ、私も気になったので翌日病院で検査を受けました。病院の先生からは予想通り「頚椎捻挫(むちうち)」だと診断されました。
 病院には3ヵ月くらい通院しましたが、首に違和感がなくなるまで1年近くかかりましたね。買い物の時など、利き手で荷物を持つと首から肩にかけて痛み出すので、反対側の手に持ち替えたりして、なるべく負担がかからないように注意しながら生活していました。正面衝突などの激しい事故ではないのに、完治するまでこんなに時間がかかるものなのかと、自動車事故の怖さをあらためて感じましたね。

電話での親身な対応に涙ぐむ。人生の“もしも”に欠かせない存在

 全労済に連絡したのは事故の翌日でした。29歳の時に夫にすすめられて加入して以来、10年以上もの間、共済のお世話になったことがなかったので、まずは自分のけがが保障の対象になるのか確認しようと思いました。全労済の担当者に「大丈夫でしたか。けがの具合はいかがですか」と親身に応対されてビックリ。保障の仕事をしている人は、事務的に処理していくようなイメージがあったので、予想していなかった言葉をかけられて、うれしさと感謝の気持ちで、思わず涙ぐんでしまいました。「そんなことで感動するの?」と思われるかもしれないのですが、その時は事故のショックと首の痛みで少しパニック状態になっていたので、優しい言葉をかけてもらえて安心したんでしょうね。その後の共済金の振り込みなどもスムーズに応対してもらい、すぐに通院費に充てることができたので本当に助かりました。
 全労済の共済は「とりあえず加入しておこう」という感覚だったのが、「もしもの時に自分を助けてくれる存在なんだ」と強く感じるようになりました。それまで読み飛ばしていた手続きの書類にもきちんと目を通すようになり、「もし自宅を購入したら……、もし子どもを生み育てることになったら……、どんな保障に加入するといいだろう?」と、今後のライフプランと保障を結び付けて考えるようにもなりました。自分にとって「より良い人生とは何か」を具体的に意識できるようになった気がします。そういう意味で全労済は、私を成長させてくれるきっかけになった有り難い存在と言えるかもしれませんね。もちろん、事故にはもう遭いたくありませんが(笑)。

趣味を充実させつつ資格取得を目指す。なりたかった職業の夢を叶えたい

 趣味でバドミントンと水泳をやっています。バドミントンを始めたきっかけは、夫の転勤で今の街に住み始めた時に、交友関係を広げたいと思い6年前に市民サークルに入ったことです。最初は「何をやっているんだろう…」と気持ちが沈むくらい下手だったのですが、親切に教えてくれる方がいたおかげで、3年目くらいからコツがわかってきました。今ではダブルスの市民大会で準優勝するくらいまで上達しました。水泳は最近始めた趣味で、近所のスポーツジムで週1、2回泳いでいます。水と一体になる感覚が気持ちいいんですよね。今後はタイムを縮めることにも挑戦して、いつか大会にも出場したいと思っています。
 実は今、心理士(※)にチャレンジしようと準備をしています。高校生の頃に心理士の職業を目指そうと思ったことがあったのですが、進路指導の先生に「就職するのは難しい仕事だ」と説得され、あきらめてしまって……。でも、この年齢になってもう一度チャレンジしてみたくなりました。今って、いじめとか、ひきこもりとか人間関係に悩む子どもたちの悲しいニュースが多いじゃないですか。心理士の仕事を通じて、家族や友人との“つながり”に悩む人たちを助けてあげることができればと思っています。

  • 心理士:スクールカウンセラー、心理相談員、セラピストなど、心理学に関連した知識や技術を必要とする業務を行う人との総称。

編集後記

 学生時代に叶えられなかった心理士を目指したいと話してくれた塩田さん。その姿から、新しいことに挑戦しながら、自身の力で成長していこうとする前向きさを強く感じました。やっぱり自分のやりたいことをやるのが一番ですよね!