こくみん共済 coop の公式ホームページお問い合わせ全国の窓口関東統括本部 公式ストーリー70代になっても、好きな仕事を続けたい。今までもこれからも、“相棒”と二人三脚で――。

70代になっても、好きな仕事を続けたい。
今までもこれからも、“相棒”と二人三脚で――。

河目(かわめ) 信一さん

千葉県在住
河目
(かわめ) 信一さん[65歳]

PROFILE
タクシー・ハイヤーの運転手として第一線で活躍。定年退職後も嘱託社員としてドライバーを続ける。趣味は奥様との旅行や、ウォーキング、ゴルフ。

“バブル”が弾けて保障を点検。手頃な “こくみん共済”へ加入。

 ドライバー一筋で、かれこれ40年になりますか。タクシー会社に入社して、13年間タクシードライバーとして勤め、そのあと61歳になるまでずっと、ハイヤーを運転していました。
 いわゆる“新聞社専属のドライバー”ですね。主に私が乗せていたのは、政治・経済の記事を担当する新聞記者さんで、政治家の方などに取材に行く記者さんを乗せ、夜回りに行ったり自宅前で長時間張り込んだり、早朝・深夜を問わず車を飛ばしてかけつけます。

 昔は景気がよかったですが、いわゆる“バブル”が弾けて年収がダウンしました。その頃に強く感じたのが「生活全般を少しあらためなきゃいけない」ということ。それなら、今加入している保障から点検しようと、私自身や息子の入院・通院時の保障として、掛金が手頃な“こくみん共済”を選択したんです。

息子が突然の入院。保障の大切さを痛感した。

 タクシー会社に勤務していた頃、社員はたくさんいたので、時々、突然事故に遭う方や亡くなる方の情報を耳にしていました。
 また、自分自身はというと、30代前半の頃に肺炎にかかりましてね。結局ウイルス性肺炎と診断されて1ヵ月くらい在宅治療を余儀なくされました。いかに健康で当たり前に仕事ができることが幸せなことなのか痛切に感じましたし、予測できない病気の恐ろしさが身に染みました。
 ですから私の頭の中には「やはり人生は何が起きるかわからない」「いざというときの保障は絶対に必要だ」という考えが常にあります。
 実際に共済金を受け取ったのは、2013年と2014年に、息子が膵臓炎で入院したときです。一昨年のケースでは、家にいたときに突然痛みが襲ってきたようで、部屋でのたうちまわっていました。息子は酒が好きなのでよく友人と近所に飲みに出かけるのですが、どうやら原因は飲酒と、あとは仕事のストレス、偏食だったようです。
 息子が退院してから電話をして、書類を取り寄せて共済金請求の手続きを行いましたが、対応が非常に丁寧で、スムーズに終わってほっとしたことを覚えています。手頃な掛金にもかかわらず、こうしたつらい状況のときにいただく共済金は、とても支えになるものだと感じました。

趣味は夫婦で行く旅行!内助の功で、元気そのもの。

 当たり前かもしれませんが、健康第一なんですよね。息子も、2年連続で膵臓炎を患ってからは、さすがに酒も少し控えるようになって、今までやっていなかったウォーキングを始めるようになりました。
 私も、特に病気はありませんが、加齢とともに、血圧が高くなってきましたし、糖尿の兆候も見られたので、健康維持につとめようと、最近ウォーキングを始めたんです。
 もっとも私の場合は、家内の影響なんですがね。
家内は私よりも年上、いわゆる姉さん女房というやつです。彼女は非常にマメで、日記を約30年間毎日欠かさずつけています。普段から自分を律しているというか、きちんとしていて、年下の私よりパワフルかも。私が今まで元気でやってこれたのは、そんな家内のおかげで、「恵まれているなぁ」といつも思います。 まぁ、夫婦ゲンカもしますけどね(笑)。
 息子と、あと2人娘がいるのですが、皆もう大きいので、年に数回は夫婦水入らずで趣味の旅行に出かけています。家内を助手席に乗せて国内を回ることが多いのですが、「日本にはこんなにいいところがあるんだ」と感動しますし、見識が高まって楽しいですね。今まで訪れた場所で印象的だったのは、島根県の玉造温泉。とてもステキな旅館で、仲居さんたちによくしていただきました。そうした人たちとの出会いも、旅の醍醐味です。

生涯現役!大好きな仕事を続けていく。

 今65歳の私ですが、今後の目標は、「生涯現役」。61歳で会社を一度退職したものの、ありがたいことに嘱託社員としてドライバーを続けられていまして、少なくとも「70歳を過ぎても現役でいたい」という思いがあります。
 なぜ続けるのかって? やはり仕事が好きなんでしょうね。ハイヤーに乗っていると、有名企業の役員の方、政界関係者、そして中には著名人など、さまざまな方との出会いがあります。そういった方々とクルマの中でお話をさせていただくと、いろいろな刺激を受けますし、視野が広がります。純粋に運転が好きだという理由もありますが、常に人との出会いがあるこの仕事が楽しいんですよね。

 使命感や誇りも持っています。それを強く意識したのは、東日本大震災のときです。
 記者さんを乗せて被災地を行ったり来たりしたのですが、それはもうなんとも言い難い、本当に大変な状況で、被災者の方には“どう声を掛けていいかすらわからない”わけです。
 「自分は被災者の方のために直接なにかできるわけではないけど、自分にできることはやろう」「記者さんを運ぶことで、世の中に大切な情報を発信できる」、そう思っています。これからも家内に支えてもらいながら、仕事を続けていきたいです。

編集後記

 仕事ではクルマ、私生活では奥様と、相棒をお持ちだからでしょうか。とてもいきいきとしていて、明るい笑顔が印象的だった河目さん。ご自宅には、優秀なドライバーの証ともいえる、新聞社や労働組合からの表彰状が飾られており、仕事への愛着、誇りを語る姿は男らしさに満ちていました。帰りに「駅まで送っていきますよ」と取材陣を愛車に乗せてくださった、その気配りと安全運転に、心が温まりました。