地域からのお知らせ
2022/2/7
AYA世代の「がん」について
今回は若い世代のがんについて岡山県の情報を踏まえながら紹介します。
「 AYA世代」とは、15歳から39歳(思春期・若年成人)までの世代のことです。小児に好発するがんと成人に好発するがんが、ともに発症する可能性がある年代であり、肉腫など、AYA世代に多いがんも存在します。
1.岡山県内「AYA世代」の病気とがんの死亡状況
【厚生労働省:人口動態統計2018年】
「 AYA世代」病気による死亡者数のうち、約4割の方ががんで亡くなっています。
岡山県内「 AYA世代」のがんによる死亡者数(平成30年度)⇒ 25人
過去12年間のがんによる平均死亡者数 ⇒ 37.0%(過去3年で約4割)
また、全がん患者数のうち、AYA世代の割合は約2%となります。
2.岡山県内「AYA世代」がん種の特徴
【出典:岡山県によるがん登録2018】
「 AYA世代」のがんのうち、乳がん、甲状腺がん、子宮頸がんなど女性に多いがんが上位を占めており、注意が必要です。
3.全国の「AYA世代」がんになった時の生存率
上の図でAYA世代の1位.乳がん、3位.子宮がん、5位.卵巣がん(H30年)となっています。では、5年相対生存率はどのようになっているのでしょうか?
【出典:がん情報サービス】
ステージⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ(進行していない→進行している)という順番。
早期発見が生存のカギ。(※卵巣がんのステージ4は検証数が少ないため標記されていません)
4.がん検診に関して
がんは早期発見・早期治療が大切です。以下の5つの検診が受けられます。
※1:40歳以上の方を対象に、年1回、胃部エックス線検査を実施する市町村もあります。※2:医師が必要と認めた場合。
※3:岡山県では年1回の受診を推奨しています。※4:マンモグラフィと併せて視触診を実施する市町村もあります。
【出典:岡山県健康推進課より抜粋】
職場で検診を受ける機会のない方は、市町村のがん検診を受けましょう。
詳しいことは、お住いの市町村へお問い合わせください。
【出典:岡山県健康推進課より抜粋】