これまでのあゆみ
History

70年前、労働者の居住地域で度々発生する火災に備えるため事業を開始した火災共済。
その後、地震などの災害を経験し、組合員・生活者の安心のために
自然災害への備えを充実させ、「住まいる共済」と名前を変えて進化を続けてきました。
このページでは、そんな70年のあゆみを年表形式で振り返ります。

  • 濃緑色:住まいる共済について
  • 薄緑色:災害について
  • 画像をタップ・クリックすると拡大表示します。

1954

大阪で事業開始

火災共済の始まり

火災共済のしおり

「保障に入れない人をなくしたい」という想いのもと、働く仲間の「たすけあい」が大阪の地で「火災共済」としてスタート。翌年には新潟でも始まりました。

1955

負債はいつか返せる
労働者の信頼は
失ったら取り戻せない

新潟大火 発災

新潟大火

事業の開始5ヵ月後に新潟で大規模な火災が発災、お預かりした掛金を上回る共済金の支払いが必要となりました。

事業存続の危機に陥りましたが、労働組合などの支援により、共済金をお支払いしました。

新潟大火を契機に、火災共済は全国各地に拡がっていきました。
1957年:全国労働者共済生活協同組合連合会(労済連)の誕生

1995

新しい仕組みへのチャレンジ

阪神・淡路大震災 発災

阪神・淡路大震災

戦後初の大規模都市型災害が発災。
当時は地震保険の加入率が低く、事後の生活再建がままならずに困窮する方が多く発生しました。

  • より多くのお見舞金をお支払いできるよう改定を行い、総額186億円余の共済金・見舞金をお支払いしました。

  • 大規模な自然災害には公的保障が必要である、という考えから、連合・日生協・兵庫県などとともに署名活動を展開、約2,500万筆を集め、1998年の「被災者生活再建支援法」の成立につなげました。
    同法により、これまでに5,456億円超の支援金が支払われています。
    (2024年6月30日時点)

    自然災害の公的保障実現のため、連合・日生協・兵庫県らとともに「自然災害に対する国民的保障制度を求める国民会議」を発足させ、個人・団体の署名を集めるなどの活動を行いました。

    署名を集める活動
  • 自助努力を支援するため、自然災害に備える保障を開発
    (2000年:自然災害共済の始まりへ)

2000

大災害を契機に、
自然災害に備える保障を開発

自然災害共済の始まり

自然災害共済のパンフレット(2000年当時)

阪神・淡路大震災の経験から自然災害の保障強化の必要性をあらためて認識し、組合員の方が個人で備える自然災害への保障として「自然災害共済」を開始しました。

これまで、多様なニーズに応えて保障をアップデートしてきました。

  • 2003年 「借家人賠償責任特約」開始

    貸主に対して法律上の賠償責任を負ったときの保障をする特約です。

    貸主に対して賠償責任を負ったときに
  • 2008年 「社会貢献付エコ住宅専用火災共済」開始

    環境に優しい住宅の普及と、環境活動団体への寄付により、組合員の皆さまとともに社会に貢献することを目的に実施しています。太陽光発電システムやオール電化の電気設備のある住宅が加入でき、火災共済の掛金の割引が適用されます。

    社会貢献付 エコ住宅専用 火災共済
  • 2010年 「自然災害共済 大型タイプ」開始

    自然災害の規模が甚大化していく中で、より大きな安心を提供するために、これまでより自然災害への保障が手厚い「自然災害共済 大型タイプ」を新設しました。

    自然災害共済 ロゴ 大型タイプ ロゴ

2011

「最後のお一人まで」

東日本大震災 発災

東日本大震災

2011年3月11日に発災した東日本大震災は、東北・関東を中心とする1都1道20県の広い範囲に、死者約15,900人、行方不明者約2,520人、建物被害は全半壊40万戸超など、甚大な被害をもたらしました。

全国から延べ35,700人の職員を派遣し、全役職員一丸となって共済金等をお支払いしました。
避難区分に応じて拡大する立ち入り可能範囲にあわせた現場調査の実施や、津波エリア等に契約物件がある方への請求勧奨案内など、「最後のお一人まで」を合言葉に、対応を行いました。

被害があまりにも大きく、調査期間は長期に渡るものとなりました。被災された組合員宅へ訪問する経験から、適切な保障の加入と防災意識の向上による備えの重要性を再認識しました。

現場調査の実施や、津波エリア等に契約物件がある方への請求勧奨案内などの対応

2015

組合員の声がより安心な保障に

「住まいる共済」として全面改定

住まいる共済(火災共済・自然災害共済)ロゴ

組合員の声にお応えし制度の全面改定を行い、新たに「住まいる共済」として保障の提供を開始しました。

  • 耐火性能や建築性能の進歩に合わせ、建物構造区分を2区分→3区分に変更しました。

    国内の住宅環境の変化をふまえ、これまでの「木造構造」「耐火構造」の2区分から、「木造構造」「鉄骨・耐火構造」「マンション構造」の3区分に変更しました。

    木造構造

    木造構造

    鉄骨・耐火構造

    鉄骨・耐火構造

    マンション構造

    マンション構造
  • 組合員の皆さまからのご要望を受け、個人賠償などの3つの特約を新設しました。

    • 個人賠償責任共済
      賠償リスクの高まりに対応しました。

    • 類焼損害保障特約
      近隣住民との関係の心配・不安の軽減に対応しました。

    • 盗難保障特約
      組合員からの多数の要望にお応えしました。

    個人賠償責任
    共済

    他人にけがをさせたなど、損害賠償責任を負ったときに

    類焼損害保障
    特約

    自宅からの火災により、近隣宅が被害を被ったときに

    盗難保障
    特約

    空き巣被害により、大切な家財が盗難されたときに

2024

被災地に寄り添いながら
復旧・復興支援

令和6年能登半島地震 発災

令和6年能登半島地震

石川県を中心に多数の家屋倒壊、土砂災害等が発生しました。
また、水道等のライフラインへの被害のほか、道路、鉄道等の交通インフラにも甚大な被害が生じ、 住民生活や経済活動にも大きな影響を及ぼしました。

全国から職員を派遣して迅速な共済金支払いに努め、36,996件、約143億円をお支払いしました(2024年7月30日時点)。
復旧・復興には長い年月を要する見通しのため、今後も被災地に寄り添いながら、支援に取り組みます。

道路の地割れや断水などの状況が続く中でも、被災組合員の1日も早い生活復旧のために1月10日から全国的な支援体制を敷き、調査活動を始めました。
ご契約者立ち合いのもと、被害状況を丁寧に確認し対応しています。

ご契約者立ち合いのもと、被害状況を丁寧に確認し対応

火災共済70周年
組合員の声にお応えして
リニューアル!

「住まいる共済」商品改定

おかげさまで70周年 新住まいる共済 (火災共済・自然災害共済)ロゴ

増えている自然災害から組合員の生活を守るため商品改定を行い、さらに進化した保障内容となりました。

■ 風水害の支払限度額を最高6,000万円に拡大

■ 風水害の軽微な損害も支払い対象に

■ 自然災害共済の総支払限度額を引き上げ

おかげさまで、
多くの人に選ばれています。

加入件数390万件
  • 火災共済 加入件数(2024年5月31日時点)
シャボン玉とピットくん

皆さまのご協力により、
70周年を迎えることが
できました。
ありがとうございます。
引き続きどうぞよろしく
お願いいたします。

MOVIE

こくみん共済 coop 災害に向き合い進化を続けた70年

こくみん共済 coop
災害に向き合い進化を続けた70年

これまでの70年をあゆみ動画にまとめました。

こくみん共済 coop 災害に向き合い進化を続けた70年(動画)