ビーコン・デバイス(発信端末。以下、ビーコン)を持った子どもが標識に近づくと、かわいい動物が「止まれ」を促す動画が再生される「デジタル標識」。
第一回のデジタル標識の実験を踏まえて、モニターを大きくするなど実験機を改良。第二回の実験を、金沢大学附属小学校周辺の信号機や横断歩道が設置・敷設されていない通学路上にある交差点にて実施しました。
ビーコンを携帯していない児童のほとんどが一時停止や左右確認をすることなく交差点を渡ったのに対し、ビーコンを持った児童のほぼ全員がモニターの前で立ち止り、しっかりと左右確認をしてから交差点を渡るという結果になりました。また前回同様、ビーコンを持つ児童が持たない児童に注意喚起するといった効果も見られました。
今回の実験で、デジタル標識には子どもの交通安全促進のために非常に高い効果があることが実証されました。今後も、実際に社会に実装できる形を目指して、研究や実験を続けていきます。