交通安全について、子どもたちへの充分な教育の場が必要という研究結果から、専門家監修のもと、間違い探し形式で楽しく交通安全ルールを学ぶことができる「7才の交通安全マップ」を開発しました。
このマップを使用し、金沢大学附属小学校の1年生を対象に授業を行いました。
授業は3クラスで実施。それぞれのクラスで教え方に差をつけました。
実験終了後、小学生にアンケートを記入してもらい、実験前後の交通安全に対する意識の変化を検証。すると、マップを使用した教育の有無で、子どもたちの「交通安全について考えることの大切さ」の理解度に30%以上の差が出ることが明らかになりました。また学校の先生などプロによる教育が非常に大事であることもわかりました。
さらに交通安全教育を広げるため、北陸3県の小学1年生に対して、「7才の交通安全マップ」を配布しました(566の小学校、約26,000枚)。各学校でマップを使用した後の子どもたちの交通安全意識の変化を調査し、今後の研究に活用していく予定です。