その原因を探るため、金沢大学とこくみん共済 coop は金沢大学附属幼稚園の子どもたちと一緒に交通安全の実験を行いました。
実験では、子どもたちの目線には道路の標識が見えづらいこと、子どもたちがそもそも標識の意味を理解していないことがわかりました。
アイマークレコーダーを用いて、子どもたちの交差点での目線を調査。
結果、道路の「とまれ」標識の設置位置が高いため、子どもたちの視界に入っていないことが判明。また表記方法が子どもの注意を促すのに不充分なこともわかりました。
また、金沢大学附属幼稚園の園長先生から、「小学生になる前に、子どもたちが交通安全について専門家に教わる機会が重要である」とのお話もありました。
今回の実験では、一般的な標識の配置とデザインでは、危険を知らせるサインが子どもたちに気づいてもらえないこと、親だけでなく専門家による交通安全の教育が必要だとわかりました。
共同研究を通じて、子どもたちの目を引く標識をつくり、小学校に上がる前に交通安全について学ぶ機会を設けることで、子どもたちの「とびだし」による交通事故の減少につなげたいと考えています。