もしもの100
もしもの「後」にできること︓No.075~100
もしものときには状況に応じた「正しい行動」があります。大きな地震が起きたその瞬間に、何が起きるのか、何をした方がいいのか、今のうちに学んでおきませんか。
075︓冷静な判断ができるのは10%
75%が思考停止、15%が泣き叫ぶ。冷静な判断ができる人は残り「10%」と言われています。
076︓家の中の避難場所「玄関」
家の中で避難するなら「玄関」です。逃げ場を確保できるうえに、倒れてくるものが比較的少ないです。非常用持ち出し袋も置いておくとすぐ外に逃げられます。
077︓揺れがおさまったら深呼吸
まず、深呼吸をしましょう。冷静になって初めて、命を守るために、考え、行動することができるようになります。
078︓危険は「上」から降ってくる
建物は丈夫そうに見えても、タイルやガラスは…?何が落ちてくるかわからないので、もしものときは、「上」に注意を払いましょう。
079︓壁・塀・棚に気を付けて
もしものとき、「壁」や「塀」や「棚」は崩れたり、倒れたりする危険性があります。揺れを感じたら、すぐ距離をとるようにしましょう。
080︓逃げ道の確保
屋内の被災で怖いのは「閉じ込められる」こと。食糧もスマホもない状態で、長時間閉じ込められてしまったら大変です。扉や窓など「逃げ道の確保」を優先しましょう。
081︓大声で叫ぶこと
「落ち着いて!!」「火事だ!!」大きな声は、パニックな人を冷静にしたり、人に危険を知らせて協力したりすることもできるようになります。
082︓体に火がついたらゴロゴロ消火
服に火が燃え移ってしまったときは「地面を転がる」ことで消火できます。「Step Drop and Roll」という考え方で、アメリカでは実は小学生から教わる知識なのです。
083︓消火器の使い方
(1)ピンを抜く。(2)ノズルを火に向ける。(3)レバーを押して噴射。とにかく「ピン」を抜いてしまえば、あとは感覚で消火できます。ピンです、ピン。
084︓初期消火
もしものときは、火が大きくならないうちに、全員が初期消火できるとベストです。ただ、炎が天井に達している場合は危険です。迷わず避難しましょう。
085︓群衆なだれに気をつけて
都会では帰ろうとする人の波で、ぎゅうぎゅうに押し潰しあってしまう群衆なだれが発生してしまいます。無理に帰ろうとせず、とどまれる所にとどまりましょう。
086︓ツイッターで救護要請
災害情報に関するアカウントをフォローしておくと、もしものときに正しい情報が手に入ります。119番がつながらないときは「#救助」でツイート。助けを呼ぶこともできます。
087︓車中泊に気を付けて
車中泊には「エコノミークラス症候群」の危険が伴います。足をしっかりと動かして水分補給も忘れないようにしましょう。
088︓圧迫すれば血は止まる
止血のコツは「圧迫」です。止血パッドを持っておくと役立ちますが、代わりにラップ等で押さえることで止血することもできます。
089︓刺さった異物は抜かない
もしものとき、ガラスの破片や木の枝が体に刺さってしまうことも。抜いてしまうと出血がひどくなってしまうため、抜かずに固定して救助を待ちましょう。
090︓エレベーターでは揺れたらボタンを全部押す
揺れを感じたら即座に全ての階のボタンを押して止まった階で降りましょう。閉じ込められても、自力で脱出しようとせず救助を待ちましょう。
091︓高層階ほど、よく揺れる
建物の構造上、高層階ほど大きく、そして長く揺れます。オフィスならプリンター等の機器、家庭なら家具をしっかり固定しておきましょう。
092︓家の写真を撮っておく
片付けや修理の前に、家の被害状況を写真に撮って保存しておきましょう。「り災証明書」を取得して支援を受ける際や、保険会社に損害保険を請求するのに役立ちます。
093︓家から離れる時はブレーカーを落とすこと
「通電火災」という火災があります。電気が復旧する瞬間に、こわれたコードから時間差で出火してしまう火災です。避難するときはブレーカーを落として予防しましょう。
094︓路肩に停車しハザードつけて、鍵はつけたまま
もしものときは、消防車や救急車が通れるようにするため、車は鍵をかけず路肩に放置しましょう。※余裕がある場合は、駐車場や公園などの広い場所に停めましょう。
095︓火災は「煙」に気を付けて
火災が発生したら、すぐ窓を開けること。そして、低くかがんで口をおさえ、できるだけ煙を吸わないように逃げましょう。
096︓家に入る時は土足のままでOK
無事に帰宅したら、靴を履いたまま部屋にあがりましょう。ガラスの破片が散らばっているかもしれないので危険です。
097︓余震に注意
「あとは余震だから」と油断しないで、本震と同じくらい揺れる余震が起きるかもしれません。いつどんな地震が来ても被害を抑えられる「備え」が大切です。
098︓地下はむしろ安全
地下鉄や地下街は基本的に安全です。逆に危険なのは、パニックを起こして出入り口や階段に殺到すること。冷静に対応しましょう。
099︓安易に情報をシェアしない
他の人にも「伝えなきゃ」という「善意」が、デマを拡散させてしまいます。すぐにリツイートするのではなく、落ち着いてリンク元をたどりましょう。
100︓公共施設はパニックに気を付けて
大勢の人がいる映画館やコンサートホールはパニックを起こしやすいです。人から人に伝染してしまい、出入口に人が押し寄せることも。冷静さを保ちましょう。
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