導入に至った経緯について
教えてください
当労組としては、基本契約・傷害特約・病気入院特約に全て20口(遺族保障200万円・入院保障2,000円)を備えており、団体保障としてこれ以上の保障は不要であると認識しておりました。しかし、こくみん共済 coop 担当職員より、組合員から手術に対する保障が不足しているという声が挙がっていることを聞き、検討することになりました。
導入にむけた課題・悩みを
教えてください
掛金負担です。
賃金が上がらない中、掛金が引き下がることの方がメリットであると考える組合員もいました。そのため、組合員の理解を得るには苦労しました。
課題・悩みをどのように
対応しましたか
組合員の理解を得るために、執行部で団体生命共済の学習会を実施しました。団体生命共済がたすけあいの共済であり、持病があっても全員が加入できる制度であると改めて認識し、意思統一をはかりました。その結果、全組合員の理解を得ることができました。
導入を決めたポイントを
教えてください
組合員のみんなが良い保障であると共通認識を持てたことです。また、病歴がある組合員にも手術共済金の支払いがされることも大きな後押しとなりました。
導入に対する組合員からの
声を教えてください
提案当初は掛金引き下げを賛成する声が非常に大きかったのが実状です。しかし、提案の趣旨を理解いただいた後に、病歴がある
組合員の方から「医療保険の加入をあきらめていたから助かった」と言っていただき、労働組合が共済に取り組む本質を再認識できました。
大谷委員長から一言
正直なところ、団体生命共済の保障の拡充は不要であると感じていたため今回の提案に対して初めは「何か裏があるのでは」と思っていました。しかし、過去の請求事案を分析し、入院時に手術する割合が8割を超えていることを聞き、組織として前に踏み出すことで共済を通じて組合員を守ることが更に出来ると確信し導入を決めました。全員が納得した形で、導入することができて良かったです。
共済担当の山下さんから
一言
以前から、病気入院の請求があった際に組合員の方から「手術の保障はついてないのか?」という声をいただいていたので、制度改定の話を聞き、ぜひ導入したいと考えていました。組合員のための労働組合なので、今まで健康告知に該当がある方も手術の保障を受けられることで「労働組合の意義」を再認識しました。従来通りの掛金で全組合員に手術保障が付くので導入には最初から前向きでした。導入を決定してよかったです。