これならできる!
なるほど防災!

モノのそなえ編

いつも食べているものでそなえる

食パンが安いときに購入し、冷凍保存。食パンはすぐに解凍でき、火を使わなくて食べられるので便利。

(大阪府 ミッコ)

地震にも安心な照明

停電した時にろうそくではなくガーデン用ソーラーライトそれもオン、オフの切りかえがあるものを使っています。地震のゆれにも安心です。

(山口県 シルクさん)

ライフラインを2系統

発電機をはじめ、ほとんどの物を2系統以上にしてある。(1)水道と井戸(2)都市ガスとプロパンとカセットガス、炭(3)自動車、オートバイ、自転車など。

(静岡県 T-TOPS)

話すことが出来ないときも

外出時の持ち物(1)自分の写真(2)保険証コピー(3)病院の診察券コピー(4)既往症明細(5)薬明細(6)連絡先等をティッシュ1つ分位にまとめ夫婦で各々持っている。自分で話すことが出来ない時の対処法。

(東京都 MiMi)

災害時に役立つキャンプ用品

家族でキャンプへ行くようになりました。野外での活動は想定外の事にぶつかる事も多く、物事に対応する力がつきます。ランタン、寝袋、水タンクなど全て災害時に役立つものばかり。使用することでメンテナンスもばっちりで楽しみながら防災できます。

(埼玉県 けなぽん)

自治体に相談する

家の横を流れる川(幅90cm位、深さ70~80cmの農業用)の氾濫防止を行政に相談し、ふちを約20cmかさ上げしていただいた。

(静岡県 未記入)

コンパクトで必需品

非常持出袋の中に「使い捨ての下着」を入れてあります。コンパクトです。100 円ショップで手に入ります。

(茨城県 すっきりママ)

地域での取り組み

町内会では、市、区役所及びNPOの方々と協力し、公園内に雨水貯水タンクの設置、カマドベンチ、井戸の再生利用など、防災・減災に備えております。

(神奈川県 浜の山猿)

被災した母の教え

寝る前にヤカンにいっぱいの水をくんでおきます。突然の断水の時にも、もし翌朝、水道管が凍ってしまった時もお湯をわかして対応できます。東日本大震災を経験した母が教えてくれました。

(埼玉県 すみれの子)

震災の経験に学んだ、モノのそなえ

東日本大震災で役に立ったのは石油ストーブ。電気やガス、水道が止まった中、ストーブの上にフライパンを置きウインナーやもちを焼いて食べました。避難時の車中などで高齢者用の尿とりパッドをあてればパンツの交換はしなくて済み、トイレがない場合でも安心でした。

(福島県 ちびまるちゃん)

災害時も清潔に

災害時は排泄のケアについて忘れがちになるので、わが家では「尿とりパット」や「体ふきシート」などを準備しています。ビニール袋に入れて捨てられるので清潔です。また入浴できないことを考え「ドライシャンプー」も用意しています。どれも介護用品ですが、災害用としても活用できるのではないでしょうか。

(兵庫県 チューリップ)

雪害へのそなえ

積雪2m以上になる雪国の秋田では窓ガラスを守るために雪が降る前に雪囲いをします。万一火事になった時、玄関以外からも逃げられるよう、1ヵ所取りこわしが出来るよう簡単に囲いをしてあります。

(秋田県 雪だるま)

お薬手帳も忘れずに

健康保険証と免許証のコピーがあると助かった場面が阪神大震災時にありました。普段薬を飲まれている方は、お薬の手帳(コピーでもOK)を持ち出し袋に入れておくと、避難先で薬剤師さんがいらした時、似た薬を見つけてくださる可能性も有りです。

(京都府 トトロダヌキ)

暮らしのあちこちに、防災への視点

(1)庭の納屋に防災グッズ一式を入れた箱を置いている(箱の中身:寝袋、飲用水ペットボトル、カイロ、手袋、マッチ、ライト、タオルなど)(2)普段から1台の石油ストーブを使っている(万一のときは炊飯可)(3)ブルーシートと物干スタンドでテントを作る=庭でテントを張る。(4)数十本の水を入れたペットボトルを置いている(万一のとき、手洗い、水洗WC用)

(千葉県 万全男)

日ごろから情報収集

うちでは家族全員のキーホルダーに笛とミニ懐中電灯をつけています。ガソリンは半分を切ったら満タンにし、食料や水の備蓄、ヘルメット、ブルーシート、軍手、マスクなども備えています。図書館などで、防災の関連本をできるだけ読み、情報を集めるように心がけています。ふだんの生活でもそのような物資が役立つことも多いですよ。関連本は読み物としても楽しいものも出ています。

(大阪府 りんりん)

テレビがうつるだけでも安心感

薄型テレビは倒れやすいので、倒れないようにジェルマットを敷いたり工夫が必要だと思います。電気が通っていれば、テレビの情報も得られ、画面がうつるだけでも安心感がありました。

(福島県 はまよママ)

パジャマに見えないパジャマ

パジャマは外に出ても普通に見えるようなものを着て寝ます。夫のそばには水、非常食の入ったリュックは必ず置いています。使う日が来ないことを祈りながら。

(大阪府 ココちゃん)

ふだんの生活に取り入れる

まず、お風呂の水は、夜掃除して湯を入れるまでは捨てない。火災の時、断水の時に必要。ガソリンは半分になったら必ず給油する。水は常にポリタンクに保存して1週間ごとに入れ替え、洗濯に利用(20Lと車内に3L)。バッグに(旅行用スーツケースを利用)非常持出用に必要なものを入れて保管している。手帳には、取引銀行と口座番号を控えている。冷凍食品を常にいっぱいにして順に使いまわす(炊いたご飯、作ったおかず類)。

(宮城県 虎太郎のママちゃん)

非常用の水も無駄なく活用

災害用の非常持出袋は自宅だけでなく、自家用車にも積んでおります。非常用ポリタンク(18L×2)の水とは別に、水道水ですがペットボトル(2L)に20本ほど保管しております。飲み水に使わなくても定期交換の時に金魚の水槽の水の入れ換えに利用し、安全な飼育にも気づかいながら役立てております。おかげ様で金魚2匹(キンさん、ギンさん)とドジョウ1匹(ノダ君)は13年近く水槽で生きながらえております。

(愛知県 モロダシ・ボン)

備蓄も、訓練も

日常生活用品を消費量の1.2倍に買い増して、災害時に備えて備蓄している。風呂場(浴室)に10Lポリタンク5個に水を備蓄している。防災訓練に必ず参加、消火訓練はいつも行っている。

(宮城県 Kenchan)

井戸を掘る!

防災とは関係ないかもしれませんが、この頃井戸を掘りました。水さえあれば断水の時にも安心だと思って…。火災の時にも利用出来るとも思って…。モーターだけでなく手動ポンプもつけました。

(大阪府 防災おばさん)

ココロの備えも忘れずに

居間の照明落下防止、家具転倒防止、寝室には必要最小限の家具にしています。発災日のその日をすごす「非常持出品」は寝室、玄関、車内に。また備蓄品(7日程度)の食品を倉庫に入れています。大切なのは物品の備えに合わせ「この時はこうしよう」という心の備えだと思います。

(愛知県 コッぺ)

母にオリジナル防災リュック

1人暮らしをしている母の誕生日に母専用の防災リュックを作りました。眼鏡や入れ歯、薬など、他の物では代用できない物を忘れずに入れ、布団の横には常にスニーカーを置いています。「防災対策には想像力が不可欠だ」とオリジナルリュックをこしらえて実感しました。

(静岡県 レモン)

ペットの首輪に連絡先

飼い犬、飼い猫に、飼い主の連絡先を書いた首輪をつける

(茨城県 未記入)

ガソリン半分以下で満タンに

ガソリンはメーターが半分以下になったら入れる。

(宮城県 松ちゃん)

女性のためのそなえ

100円ショップで購入した「ペットボトルジョウロ(2個入り)」を避難袋に入れています。500mlのペットボトルに取り付けられるジョウロ型のキャップです。避難生活で困る事の一つに「お風呂に入れない」ということがあります。女性はデリケートゾーンに汚れが溜まると痒みやただれが起きやすく、生理中などは不快感が増します。500mlのペットボトルに水を用意しておけば、ジョウロのキャップを取り付けてビデとして使えます。いつ・どこで被災するか分からないので、普段持ち歩くバッグにも一つ入れておくのも良いと思います。小さい物なので邪魔になりません。

(神奈川県 のらぼう菜)

大切な赤ちゃんグッズ

10ヵ月の赤ちゃんがいます。そのうえ、5月には第2子を出産予定。大きな口広のバッグを常に紙オムツやミルクなど赤ちゃん用消耗品の収納として活用しています。ポケットには母子手帳や薬、ハンカチなど細々した赤ちゃんグッズもまとめて収納。着替えやタオルも1日分は入っています。いざとなったら、このバッグ1つで3日はなんとかなります。赤ちゃんが必要な物は日々変化するので、家のあちらこちらに収納せず、ひとまとめにして毎日使っているものをそのまま持ち出すのが一番です。大きなふろしきも入れておくといいです。

(山形県 心配消)

危機管理アドバイザー
国崎信江先生からの
コメント

~防災対策を日常生活に~

防災の習慣化が大切
災害が発生した時に自分を支えてくれるのは知識と技術と備えです。過去の災害の教訓を大切にしつつ、今後の災害で発生する新たな問題にも目を向けて、対策の質を向上させましょう。防災のポイントは“いかに日常生活に習慣化させられるか”です。今回は、そのアイデアを多くの方からご提供いただきました。全てを載せられないのが残念なほど、素晴らしいアイデアがたくさん寄せられました。このアイデアを参考に、小さな一歩でも防災を始めてみてください。

家族を思う気持ちを行動に
これまである程度防災をしてきたという方も、防災にこれで充分といえる終わりはありません。加齢による身体能力、家族構成、社会環境などの変化があれば、災害時の対応もまた変わってきます。一度に大きな負担をかけて実施するよりも、コツコツと小さな一歩を積み重ねて、日々の暮らしのなかに防災を定着させることを心がけましょう。「継続は力なり」、家族を思う気持ちを行動に移してご自身や大切な人、財産を守ってほしいと思います。