これならできる!
なるほど防災!

ココロのそなえ編

子どもが一人のときは…

学校までの道程で大地震があったらどう行動する!? 自分ひとりならどう判断して安全なところにたどりつけるかを日頃より学習させています。

(大阪府 正義のヒーロー)

災害時に役立つキャンプ用品

家族でキャンプへ行くようになりました。野外での活動は想定外の事にぶつかる事も多く、物事に対応する力がつきます。ランタン、寝袋、水タンクなど全て災害時に役立つものばかり。使用することでメンテナンスもばっちりで楽しみながら防災できます。

(埼玉県 けなぽん)

地域で見回り、聞き取り

わが町内会では、地震災害に備えて、お年寄り世帯を中心に、週1回程度見回り活動を実施しています。その際に日常生活での不便な事や、日頃生活をするうえで困難な事などがあれば聞き取り、市役所の市民生活課などに連絡をして改善に努めています。

(和歌山県 紀州の星)

母にオリジナル防災リュック

1人暮らしをしている母の誕生日に母専用の防災リュックを作りました。眼鏡や入れ歯、薬など、他の物では代用できない物を忘れずに入れ、布団の横には常にスニーカーを置いています。「防災対策には想像力が不可欠だ」とオリジナルリュックをこしらえて実感しました。

(静岡県 レモン)

生活再建は、やっぱり資金

津波が来た場所には家を再建しない。土地には保障はないし、長い目で見すえて。その時、その場所で出来る最善の判断で自分自身の命を守ること。防災・減災といえども防ぎきれない想定外のことがおこりました。それに備えて準備するのが保障です。個人の生活再建はやっぱり資金ですね。

(宮崎県 おーちゃん)

県の津波浸水想定深を表示

自宅車庫の外壁に、県の津波浸水想定深と現地の標高を表示。

(徳島県 bousai K.M)

ご近所さんを知る

近所の井戸水を利用している家庭を把握している。

(福島県 ぷー太郎)

被災した母の教え

寝る前にヤカンにいっぱいの水をくんでおきます。突然の断水の時にも、もし翌朝、水道管が凍ってしまった時もお湯をわかして対応できます。東日本大震災を経験した母が教えてくれました。

(埼玉県 すみれの子)

パジャマに見えないパジャマ

パジャマは外に出ても普通に見えるようなものを着て寝ます。夫のそばには水、非常食の入ったリュックは必ず置いています。使う日が来ないことを祈りながら。

(大阪府 ココちゃん)

日ごろから情報収集

うちでは家族全員のキーホルダーに笛とミニ懐中電灯をつけています。ガソリンは半分を切ったら満タンにし、食料や水の備蓄、ヘルメット、ブルーシート、軍手、マスクなども備えています。図書館などで、防災の関連本をできるだけ読み、情報を集めるように心がけています。ふだんの生活でもそのような物資が役立つことも多いですよ。関連本は読み物としても楽しいものも出ています。

(大阪府 りんりん)

井戸を掘る!

防災とは関係ないかもしれませんが、この頃井戸を掘りました。水さえあれば断水の時にも安心だと思って…。火災の時にも利用出来るとも思って…。モーターだけでなく手動ポンプもつけました。

(大阪府 防災おばさん)

家族会議を毎月

わが家(3人)では毎月1日の夜を家族会議の日に決め、「どこに逃げる」「連絡方法は」「何はどこに置いてある」など、発災時の対応策について確認する日となっている。

(宮崎県 未記入)

ココロの備えも忘れずに

居間の照明落下防止、家具転倒防止、寝室には必要最小限の家具にしています。発災日のその日をすごす「非常持出品」は寝室、玄関、車内に。また備蓄品(7日程度)の食品を倉庫に入れています。大切なのは物品の備えに合わせ「この時はこうしよう」という心の備えだと思います。

(愛知県 コッぺ)

点検と大掃除

わが家では、災害に備えて毎月各部屋を点検&大掃除。そして防災対策と年末大掃除を兼ねて、順番に見てまわっています。ですから年末の大掃除もラクチンです!!色々な金具や止め具のゆるみ、電灯なども見てまわり、日頃から揃えています。月に1度なので楽ですし、色々と発見もあり、楽しんでいます。

(福岡県 ソラママ)

遠くの親戚よりご近所さん

今まであまりお付き合いのなかった近所の方々となるべくコミュニケーションをとるようになりました。いざとなったらご近所のつながりが、遠くの親戚よりも大切になると思います。

(神奈川県 かずりん)

高齢者がどこに住んでいるかチェック

いざという時のために日頃から自治会などの防災訓練に出席し、ご近所の人などの顔を覚えたり、親睦につとめています。特に高齢者のお住まいを把握するようにしています。

(神奈川県 かずりん)

ふだんの生活に取り入れる

まず、お風呂の水は、夜掃除して湯を入れるまでは捨てない。火災の時、断水の時に必要。ガソリンは半分になったら必ず給油する。水は常にポリタンクに保存して1週間ごとに入れ替え、洗濯に利用(20Lと車内に3L)。バッグに(旅行用スーツケースを利用)非常持出用に必要なものを入れて保管している。手帳には、取引銀行と口座番号を控えている。冷凍食品を常にいっぱいにして順に使いまわす(炊いたご飯、作ったおかず類)。

(宮城県 虎太郎のママちゃん)

物を持ちすぎず、置き場所にも注意

東日本大震災の時、食器棚や机のモノが落ち、ガラスのコップなどが割れたりして、片付けに追われました。現在、家の中や外にある物を出来るだけ整理して、物を持ちすぎないようにしています。家具の上の方に物は置かず重心を下にするようにも気をつけています。ガスの元栓も使わない時は「止」にしています。

(栃木県 団地住まい)

危機管理アドバイザー
国崎信江先生からの
コメント

~防災対策を日常生活に~

防災の習慣化が大切
災害が発生した時に自分を支えてくれるのは知識と技術と備えです。過去の災害の教訓を大切にしつつ、今後の災害で発生する新たな問題にも目を向けて、対策の質を向上させましょう。防災のポイントは“いかに日常生活に習慣化させられるか”です。今回は、そのアイデアを多くの方からご提供いただきました。全てを載せられないのが残念なほど、素晴らしいアイデアがたくさん寄せられました。このアイデアを参考に、小さな一歩でも防災を始めてみてください。

家族を思う気持ちを行動に
これまである程度防災をしてきたという方も、防災にこれで充分といえる終わりはありません。加齢による身体能力、家族構成、社会環境などの変化があれば、災害時の対応もまた変わってきます。一度に大きな負担をかけて実施するよりも、コツコツと小さな一歩を積み重ねて、日々の暮らしのなかに防災を定着させることを心がけましょう。「継続は力なり」、家族を思う気持ちを行動に移してご自身や大切な人、財産を守ってほしいと思います。