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こくみん共済 coop

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2022.10.14

「たすけあいにあふれる社会」実現に必要なのは
「たすけを求める意識」と「たすける側の余裕・ゆとり」!?

2022年10月15日の「たすけあいの日」に向けて、2022年10月5日〜7日に実施した「たすけあい」に関する意識調査の結果をお知らせいたします。

<主な調査結果>

・これからの社会にたすけあいが必要だと思う人は85.8%。

・「たすけあいがあふれる社会」に共感できる人は64.3%。

・社会がたすけあいにあふれていると思う人は40.1%。

・人が困っていたら「声をかける」75.5%。「助ける」81.9%。

・ 一方、自分が困っている時、人に助けを求める人は35.6%。

※年代別分析は、10代は調査数少数に付き分析対象外としております。

たすけあいの行動意識は、「人が困っていたら助ける」81.9%、「人が困っていたら声をかける」75.4%、「困っている人がいたらよく気が付く」60.5%。60代、70代は男女ともに9割前後が意識。

人が困っている時、8 割前後の人が声を掛けたり助けたりすると回答しました。「ややそう思う」まで含めた数値で見ると、男性より女性、また年代が高くなるほど回答率が高くなる傾向があることがうかがえます。

自分が困っている時、人に助けを求める人は 35.7%。
助けを求めない理由は「自分で解決したい」「迷惑をかけたくない」「恥ずかしい」「面倒」など。

自分が困っている時、人に助けを求めるかを聞いたところ、「よく求める」6.2%。「やや求める」まで含めても 35.6%で、6 割以上の人が困った時でも人に助けを求めないようです。性年代別で見ると、30 代以上は過半数が助けを求めない(あまり/まったく 計)と回答しており、特に男性はその傾向が高いようです。

「あまり求めない」「まったく求めない」と回答した人にその理由を聞いたところ、「自分で解決したい」「迷惑をかけたくない」といった内容が多く、次いで「恥ずかしい」「面倒」「信用できない」などがみられました。
「自分で解決する」には、性格や性分、まずは自分で解決することで能力や経験を重ねたい、助けを求める=安易といった心理的な背景があるようです。また「面倒だから」は、他人と関わることに対する面倒くささやその後のトラブルなどへの懸念などがみられました。

最近 1 ヵ月以内に「見知らぬ人で困っている人を助ける」と回答した人は 18.1%。「寄付」は 13.7%、「ボランティア」は 10.2%
見知らぬ人で困っている人を助けたことがない理由は「そのような場面に出会わなかった」と回答した人は 87.2%

最近 1 ヵ月以内のたすけあいの行動について聞いたところ、いずれも 1~2 割と低く、イギリスのチャリティー団体「Charities Aid Foundation(CAF)」発表の「World Giving Index 10th Edition」による日本のランキングの低さを反映した結果となっています。

上記質問で 1 ヵ月以内に見知らぬ人で困っている人を助けたことがないと回答した人にその理由を聞いたところ、「そのような場面に出会わなかった」87.2%、「そのような場面に出会ったが、助けなかった」12.8%でした。

 

日常の中で目の前に困っている人がいたら、63.0%の人が「助ける」と回答。

・助ける頻度は、10 回中 10 回が 23.0%で最も多く、68.0%の人が 5 回以上を選択。

・助けない理由は「余裕がない」(46.1%)「方法がわからない」(40.4%)。「勇気が出ない」「他人に関わりたくない」なども。

日常の中で目の前に困っている人がいたら助けますか、と聞いたところ、63.0%の人が「助ける」と回答。しかし、30.7%の人が「どちらともいえない」と回答しており、約 3 人に 1 人は迷いがみられます。性年代別でみると、「助ける」は 50 代以上の女性が 7 割以上と高い傾向がみられました。また「どちらともいえない」は若い世代ほど高く、20 代、30 代男性はいずれも 4 割近い回答率となっています。

助ける頻度を 10 回中何回か聞いたところ、「10 回」が最も多く 23.0%。次いで「5 回」(16.3%)「8 回」(12.8%)。5 回以上と回答した人の合計は 68.0%で、約 7 割の人が 2 回に 1 回以上は助けると回答しています。

日常の中で、目の前で人が困っていても、助けない場合がある方にその理由としてあてはまるものを聞いたところ、「助ける余裕が自分にはなさそうだから」が最も多く 46.1%、次いで「手助けの方法がわからないから」40.4%でした。また、「勇気が出ないから」29.8%などもあがっています。

社会がたすけあいにあふれていると思う人は 40.1%。
「たすけあいがあふれる社会」に共感できる人は 64.3%。
これからの社会においてたすけあいが必要だと思う人は 85.8%。

「社会がたすけあいにあふれていると思うか」について聞いたところ、「そう思う」6.5%、「ややそう思う」まで含めると 40.1%。性年代別での大きな差異はみられませんでした。

「たすけあいがあふれる社会」に共感できるか聞いたところ、「共感できる」19.9%。「やや共感できる」まで含めると 64.3%。年代が高くなるほど共感できる人がやや多くなる傾向が伺えます。

これからの社会においてたすけあいが必要だと思うか聞いたところ、「そう思う」43.2%。「ややそう思う」まで含めると 85.8%。男性より女性、若い人よりシニア層の方がより必要性を感じているようですが、最も低い20 代、30 代男性でも「ややそう思う」まで含め 7 割以上と、高い数値となっています。

3 つの質問の回答を総合的にみると、多くの人がたすけあう社会を望み、必要だと感じているようです。特に、たすけあう社会の必要性は、性年代による差異はあるものの、どの年齢でも強く感じているようですが、実感できる人は 4 割程度であることが伺えます。

日々色々な人に助けられていると思う人は 61.3%。
どうすれば、たすけあいが社会にあふれると思うか、に対しては「(心・経済的)余裕・ゆとり」「思いやり・優しさ・関心(を持つ)」「(子供のころからの)教育」「自分ゴト」「声かけ」「環境づくり」などの意見が寄せられた。

日々色々な人に助けられているか、と聞いたところ、「そう思う」17.1%。「ややそう思う」まで含めると 61.3%で、過半数の人は助けられていると実感しているようです。また、どの年代でも男性より女性の方が 5~10 ポイント程度高い傾向がみられます。

また、どうすればたすけあいが社会にあふれると思うか、と聞いたところ、多くの人が心だけでなく経済や時間などの「余裕・ゆとり(を持つ/があれば)」をあげています。また、子供の頃から自然に身につけるための「教育」、「環境づくり」といった制度的な意見もみられます。心理面では「思いやり」、「優しさ」、「(他人や困っている人に対する)関心」「勇気」などのほか、「自分ゴト」をあげる人も多く、具体的なアクションとしては「声かけ」が多くみられました。

こくみん共済 coop は、たすけあいの仕組みである共済の推進をはじめさまざまな活動を通じて、理念である「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」に向け、取り組んでいきます。