新しい家で夫婦仲良く、
毎日を「ゆったり」と過ごしたい。
※ご年齢等掲載内容は取材当時のものです。(2017年3月取材)
茂垣邦夫 (もがき くにお) さん [69歳]
彰子 (しょうこ) さん [71歳]
PROFILE
東日本大震災で地盤が崩壊。
自宅が「全壊」の状態に……
東日本大震災で地盤が崩壊。
自宅が「全壊」の状態に……
彰子さん
(部屋の中を見回しながら)この家は、東日本大震災の被災後に建て直しました。まだ新しいでしょう? 建て直せたのは、全労済の保障のおかげです。
邦夫さん
全労済に加入したのは2008年頃です。それまで加入していた保障の見直しを考えていた時、全労済なら手頃な掛金で加入できるとわかり、当時の火災共済を選びました。その後に地震が起こるなんて思ってもみませんでした。
彰子さん
当時は夫婦で喫茶店を経営していました。お客さんで込み合うお昼を過ぎて、自宅で休憩中の時間でした。いきなり地面を突き上げるような衝撃があって、続いて大きな横揺れが襲ってきました。私は玄関にいたのですが、そこにあった大きな鏡がグラグラと揺れるので、倒れないように押さえつけていました。 揺れはどんどん大きくなって、立っていられないくらいになりました。その時、廊下にあったクリスタルガラス製の花瓶が倒れ、コロコロと土間に転がっていきました。思わず「あっ!」と悲鳴を上げてしまいました。高価なもので気に入っていたので、割れたら大変だと思って取りに行こうとしたのですが、揺れがひどくて身動きが取れません。花瓶はそのまま土間を飛び出して、ガシャンとこっぱみじんに……。
邦夫さん
私は居間で食器棚を押さえつけていました。でも、棚の扉が横揺れのせいで開いてしまい、食器がどんどん飛び出してきてしまって……。グラスやお皿が割れるのを見ていることしかできませんでした。
彰子さん
ようやく揺れが静まったので、夫と、息子の3人で外に逃げました。「何が起こるかわからないから、とにかく安全な場所に避難しよう」と、夫の車に乗って近くの高台に向かいました。ひび割れて盛り上がった道路のせいで、車はまっすぐ走らず、ガタガタ揺れる車内でずっと不安を感じていたのを覚えています。
邦夫さん
その日は、同じ市内に住んでいる姉の家に避難しました。それからテレビの報道などを見て、ひとまず落ち着いたようだと判断して自宅に戻ったのが2日後。3人で割れた食器を片付けて家の掃除をしました。逃げた時は気付かなかったのですが、地震の影響で地面が沈み込み、建物全体が傾いていました。「いつ崩れてもおかしくない」と思うような状況だったので生活用具一式を運び出し、自宅の隣にあった小屋の中で寝起きすることにしました。
全労済を思い出してあわてて電話。
共済金のサポートで元の生活を取り戻す

彰子さん
数日後、義理の兄が心配して様子を見に来てくれました。「住宅部分の保障に入ってないの?」と聞かれたので、私は「入ってないのよ」と答えました。実はこの時、全労済の火災共済に加入していたのですが、地震の被害にも適用されるとは思っていなくて……。壊れた自宅のことでパニック状態でしたから。その後に夫から「自然災害保障も加入していると思うから保障されるんじゃないか?」と言われて「そういえば!」と思い出し、すぐに全労済に電話をしました。
それから半月もせず全労済の担当者が調査に来てくれました。自宅が修繕できるのかとても心配で、担当者に「(保障は)どれくらい出るんでしょうか?」と聞いてしまうほどでした。
調査の結果は「全壊」となり、速やかに共済金を受け取れました。本当に助かりました。
邦夫さん
共済金のサポートもあって自宅を建て直すことができ、1年くらいで元の生活に戻れました。保障がなかったらと思うと、ぞっとします。今は、震災の反省で食器棚の扉を簡易ワイヤーで固定して、大きな振動でも開かないようにしています。棚と天井の間にストッパーを設置して、倒れないようにしました。
彰子さん
今回の体験で共済への加入は“安心料”だと思うようになりました。お金を払って安心を買うことは、何が起こるかわからない人生の、いわば「備え」です。全労済の住まいる共済なら、その安心を手頃な掛金で加入することができる。収入に不安のある方にもおすすめできると思います。