#今できるたすけあい
コラム
この危機を乗り越えるために、子どもたちの未来のために、気持ちをひとつに。
※この記事は2020年4月13日に執筆したものです。
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている今こそ、僕たちは気持ちをひとつにしなければならないと思う。
ドラッグストアからトイレットペーパーやティッシュペーパーが消えた日、空っぽになった商品棚の前で、僕は息子と2人で数秒間立ち尽くしていました。
「“デマ“っていう嘘の情報のせいでこうなるの。デマを流すのもいけないこと、買い占めるのもいけないことなんだよ。」と息子に伝えました。
デマによるトイレットペーパーの買い占めは、今から40年以上前にも起きています。オイルショックをきっかけに物資が不足するというデマが流れたことがきっかけでした。
正直、小学校の授業でも習った、自分が生まれる前のできごとと同じ状況が目の前で起こっていることに対し、僕はひどく恥ずかしく感じました。子どもたちの見本にならなければならない僕たち大人が、一体何をやっているんだ……と。
子どもたちが大人になった頃には“デマ“という言葉が世の中から無くなっていることを願って、僕は先ほどの言葉を息子に伝えました。それに加えて、「お店の人が一番大変だろうから、レジで“ありがとうございます“ってちゃんと言おうね!」と伝えました。
世界が危機に瀕している今こそ、僕たち人類は気持ちをひとつにしなければいけないと思っています。思いやりの心、たすけあいの心を持って、この危機を乗り越えなければいけないと思っています。誰かのたすけになれるように、この機会に今一度、自分の行動を見直してみるのはいかがでしょうか?
僕にはお金もないし、地位や権力もありません。でも、人を笑わせることには少しだけ自信があります。なので僕は、自粛要請で家から出られずストレスを感じている方に少しでも笑ってもらえるよう、笑いを交えた発信をSNSで続けています。
お金に余裕がある人はお金でみんなをたすけて欲しい。
知識がある人は知識でみんなをたすけて欲しい。
歌や笑いで誰かを勇気づけられる人は、それぞれの特技でみんなをたすけて欲しい。
どんな人も、みんなにエールを送ることはできる。
このままだと、今年の流行語大賞が『新型コロナウイルス』になってしまう気がして、僕は悔しくてたまらない。
今こそ、僕たちは気持ちをひとつにしなければいけないと思うんだ。
みんなでしっかり感染予防して、みんなでたすけあい、みんなで称え合おう。
みんなでこの危機を乗り越えてさ、今年の流行語大賞も『ONE TEAM』にしてやろうぜ。
(写真:藤里一郎 X(旧Twitter)→@shameraman 編集:はつこ)
木下ゆーき
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