#今できるたすけあい
コラム
『オンラインで広がる輪』親と子どもを笑顔にする小さなたすけあい
※この記事は2020年4月12日に執筆したものです。
突然の休校措置から春休みに突入。そして新学期を迎えた今もなお、学校は休みの状態が続いています。
私は大阪に住む主婦で、子どもは3人います(中学1年生、小学4年生、小学1年生)。外へ出られない生活も1ヶ月を過ぎ、正直「大変だな……」と感じています。
それと同時に、「こんな思いをしているのは私だけじゃないはず。私にできることは何だろう?」と考えるようになりました。今回は「今、私にできることは何だろう?」という思いから繋がった『たすけあい』についてお話しします。
ちなみに私は普段、自分から何かを提案するのは苦手です。考えたところで、それを実行に移せるだろうか?という不安もあります。
そんな私が「よし!できそうなことを紙に書き出してみよう!」と自らを鼓舞して動き出せたのは、暗いニュースが続く中、『今だからできること』を積極的に発信している芸能人、YouTuber、子ども向け教材の無償提供を始めた企業などを見て「たすけあい」を強く感じたからです。
私は紙にこう書きました。
「オンラインを使って子ども同士の交流?とか??」
見切り発車で書いたはいいけど、全く思い浮かばなかったし自信のなさが言葉の端々から感じ取れる……。同時に(さて、これを誰にどう伝えたら良いのだろう…)と早速、消極的な自分が出てきます。
そんな私の気持ちを遠隔で感じ取ったかのように、ママ友から一通のLINEが届いたのです。
友達「毎日子どもたち何してる?うちはゲームばっかりだよ。そろそろ勉強させないとヤバイよね。」
私「うちもゲームばっかりやってる!一応勉強はさせてるけど、家だとメリハリがなくて困ってるよ……。」
このとき、私の頭上にピッカーン!と、吹き出しの中に入った豆電球が登場しました。(漫画でよく見かける、あの豆電球や…)
私「私、勉強教えるの得意なんだけど!もしよかったら!パソコンとかタブレットとかあったら!1時間ほどオンラインで勉強見るよ!」
友達「え…?!いいの?それ、めちゃくちゃたすかる!」
早速、Zoomというビデオ会議サービスを使い『算数の文章問題を、国語の読解力を使って解く!謎解きクイズ』というオンライン授業をしてみました。これは私が高校の授業の仕事で実際に取り入れたもの。評判が良かったので小学生向けに作り直したのですが、謎解きクイズは盛り上がり大成功でした。……嬉しい!
これがキッカケとなり、仕事を休めない保護者に代わって、自宅にいるお母さんたちが『子ども向け料理教室』や『なぞなぞ大会』などを、アイディアを出し合いながら開催するようになりました。
さらに、学校から課題をもらったときには『課題を短時間で終わらす会』を子どもたちが自主的に開催したり、『どうぶつの森オンライン実況』を楽しんだり、その輪はどんどん広がっています。
いつまで休校が続くのか、いつコロナウイルスが収束するのかわかりません。
この状態が長引くと、親子共々、疲弊してしまうかもしれません。
だからこそ「今、私にできることは何だろう?」と常に考え、その力は微々たるものでも動き出したいと思います。
キッカケは小さなことでも、周囲の「たすけあいたい」という気持ちは大きな「たすけあい」に繋がると、今回実感しました。
困難な状況だけど「今の自分にできることは何だろう?」と考えて動き出せたら素敵だと思う。今だからできる『たすけあい』を楽しみながら、乗り越えられたらもっと素敵だと思う。
私もひき続き、「今だからできる『たすけあい』」について考えてみたいと思います。
おしまい
(写真:藤里一郎 X(旧Twitter)→@shameraman 編集:はつこ)
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