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自転車に安全に乗るために(約5分で読めます)
2026/6/30配信
自転車は、幅広い世代が気軽に乗ることのできる便利な移動手段である一方、乗り方を間違えると大きな事故や違反に繋がります。2026年4月から新しい自転車の交通ルールが適用されていますので、自転車に安全に乗るために大切なことを確認しておきましょう。
■自転車の交通違反に「青切符」が導入されました
ニュースでも耳にされたかと思いますが、2026年4月より自転車の交通違反に対しても自動車と同じように「交通反則通告制度」が導入されています。交通反則通告制度は、交通違反をしたときの手続を簡略化する仕組みで、違反時に発行される交通反則通告書(通称:青切符)に従って、期間内に反則金を納めることで刑事裁判や家庭裁判所の審判を受けずに事件が処理されます(刑事手続に移行しないため起訴されることはなく、前科も付きません)。
自転車で青切符の対象となるのは、16歳以上(※)が運転する自転車の反則行為です。悪質・危険な反則行為をしたときや実際に交通への危険を生じさせたとき、警察官の指導警告に従わず交通違反を続けたときは、警察官から青切符が交付されます。
(※)16歳未満の違反者に対しては、原則として指導警告が行われます。
■代表的な反則行為
反則行為は100種類以上あり、ここですべてをご紹介できませんが、代表的なものとしては次のようなものがあります。
・ながらスマホ運転(反則金12,000円)
・信号無視(反則金6,000円)
・右側通行(反則金6,000円)
・一時停止無視(反則金5,000円)
・無灯火走行(反則金5,000円)
・傘さし運転(反則金5,000円)
・横並び走行(反則金3,000円)
・交差点右左折方法違反(反則金3,000円)
など
強く意識していないと、うっかりやってしまいそうな行為もあるのではないでしょうか。ながらスマホ運転(運転中に通話したときや手に保持して画面を注視したとき)で青切符を交付されると、反則金としては最も高額の12,000円を納付することになります。自転車の運転中にスマホを使わなければならないときは、安全な場所に自転車を停めてからにしましょう。
なお、飲酒運転や妨害運転のように重大な違反をしたときや事故を起こしたときは、青切符ではなく検挙の対象となります(刑事手続として処理されます)。このような危険な行為は、社会的な信用を失いかねないということを強く認識する必要があります。
■事故の加害者になると高額な賠償金が生じることも
自転車を運転していて他人を事故に巻き込んでしまった場合、心理的なショックだけでなく経済的に重い負担が生じる可能性があります。過去の判例では、小学生が起こした自転車事故で約9,521万円の賠償金の支払いが命じられたケースがあります。
近年は、多くの自治体で自転車の運転によって他人にケガをさせたときの損害に備える自転車保険等への加入を義務付けています。特に、未成年の子どもが自転車を運転する際には自転車の制御が難しい場面もあるでしょうから、自転車保険等で万一に備えておくことも大切です。
■安全に乗るための交通ルール
自転車を運転する際の基本的な5つのルールを守るようにしましょう。
その1:車道が原則、左側を通行/歩道は例外、歩行者を優先
その2:交差点では信号と一時停止を守って安全確認
その3:夜間はライトを点灯
その4:飲酒運転は禁止
その5:ヘルメットを着用
出典:自転車安全利用五則(令和4年11月1日中央交通安全対策会議交通対策本部決定)
自転車の交通ルールは、自動車のように教習所で教えてもらえるわけではないため、正しく理解できていない点があるかもしれません。世間の注目度が高まっているこの機会に、交通ルールの理解を深めてはいかがでしょうか。警察庁が「自転車交通安全」というポータルサイトで各種情報を発信しています。交通ルールとともに違反の事例なども掲載されていますので、家族でいっしょに確認してみるとよいでしょう。
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