こくみん共済 coop 関東統括本部が主催する「小学生作品コンクール」は、１９７３年の初開催から、今回で５１回目を迎えることができました。これもひとえに先生方をはじめ、関係者の皆さまによるご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。
 今年度は当会も協賛している東京マラソンの当日、ゴール付近に会場を設け、受賞された皆さまをお招きした中央表彰式を行いました。中央表彰式で味わっていただく非日常の世界に加え、東京マラソンの熱気や感動も間近に感じていただいたことと自負しております。

 さて、今回は、作文・版画合わせて昨年を５百点上回る４千８百点を超える素晴らしい作品をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
 作文の部において、今回は「忘れたくないこと」をテーマとしました。作者が日々の中で接した出来事などを豊かな感性で表現していただき、深い感動を覚えるとともに心に響く多くの作品に出会うことができました。
 そして、例年同様「自由課題」とした版画の部では、豊かな色彩や彫り方の技法などさまざまな工夫が見受けられたほか、すべての作品から作者の気持ちや思いを感じ取ることができましたし、五感を使った表現により生み出された、活き活きとした作品に大きな感銘を受けました。
 ご応募いただいた皆さまにおかれましては、作品を制作した時に感じた気持ちや気づきを大切に育みながら、豊かな未来に向かって健やかに成長されることを心よりお祈りいたします。

 当会は、「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」という理念のもとで、営利を目的としない生活協同組合として共済事業を行っております。
 そのひとつが社会貢献活動であり、この小学生作品コンクールを毎年実施している他、より良い社会をめざして、各種社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。これからも理念に賛同いただいた多くの組合員とともにたすけあいの輪を広げてまいりますので、今後の事業・活動にもぜひご理解・ご協力をいただければ幸いです。
 結びに、この小学生作品コンクールの開催にあたりご指導・ご協力いただきました先生方、ご後援いただきました各教育委員会、ＮＨＫ各放送局、その他関係機関各位、審査いただいた落合 恵子先生、鈴石 弘之先生ご両名に心から御礼申し上げます。