自宅の居間でくつろいでいる人
揺れを感じたら家族に声をかけ、テーブルや机の下などに隠れて身を守り、座布団やクッションなどで頭を保護します。大きな揺れの最中は思うように動けません。揺れを感じたら即座に動けるように心がけましょう。
台所で天ぷらを揚げている人
最初は小さな揺れでも、その後大きな揺れがやって来る可能性があります。揺れを感じたら即座に火を消し、身の安全が確保できる場所に移動しましょう。ただ、いきなり大きな揺れが来たときは、火傷の恐れがありますので、まず身を守ることを優先し、揺れが収まった後で火の始末をしましょう。
エレベーターの扉をこじ開けようとしている人
自動着床装置が設置されていれば、最寄りの階に止まるようになっています。まずは全ての階のボタンを押して、停止した階で降りられないか試してみましょう。階の途中で止まってしまったら、非常用連絡ボタンを押します。むやみに天井の脱出口から出ないで、落ち着いて救出を待ちましょう。
車を運転している人
走行を続けると揺れが大きくなるにつれてハンドルを取られて運転が難しくなります。道路も波を打つような状態になり、極めて危険です。急ブレーキは絶対に避け、徐々にスピードを落として停車しましょう。緊急車両が通れるように道路の中央はあけておきます。車を離れるときは窓を閉め、キーは付けたままで、ドアロックはせず、車検証や貴重品は忘れずに持ち出しましょう。
海岸付近にいる人
揺れの後は、津波が来ることを想定して、少しでも早く高台に避難しましょう。津波は突然やって来たり、ラジオやテレビなどの情報よりも早く来たりすることがあります。2回、3回と繰り返し襲ってくる場合もありますので、警報や注意報が解除されるまで、避難を継続します。1回目に比べて波が高い場合もありますので、海岸には近づかないようにしましょう。
看板やブロック塀の近くを歩いている人
看板などが上から落ちてくる可能性があり、ブロック塀などが倒れてくる危険もあります。屋外は危険な要素がいっぱいです。冷静に今いる場所の上下左右を確認し、その近くの最も安全と判断できる場所で身を守りましょう。