Episode.2 ライター

新社会人1年目の心得

「素直が一番大切。」

一緒に仕事をしていて気持ちいい人がいる。
仕事を教えたくなっちゃう、ついついフォローしたくなっちゃう、助けたくなっちゃう人がいる。

それは素直な人だ。

「素直が一番大切」

素直な人は感謝し
素直な人は非を認め
素直な人は反省して
素直な人はどんどん成長する

「素直」がどれだけ大切な事かを社会で生きる人達はみんな知っている。

新人は知識も経験もない。なので当然間違いをするし、失敗もたくさんする。でもそれはしょうがないことだ。

「失敗していいのは一度だけ、二度するやつは反省していないからだ」

と最初に就職した会社で上司に言われた。

一見、この言葉は厳しくも聞こえる。

「二度はダメ、二度はダメ、二度はダメ」

僕はその言葉を肝に命じていたけど、思うように仕事はできず同じミスを何度もした。そのたびに怒られたが何度も許された。あの頃を振り返ると新人という事でかなり大目に見てもらっていた。最初からうまくいかない。それは上司もよくわかっている。新人は最初から許されているのだ。

上司としては「二度同じ事はするなよ!」と一応言うけれど、実際は最初の1年くらいは大丈夫だ。

そしてミスする新人が唯一できることは、すぐに報告して素直に謝る。これだけだ。言いわけなんかしないで素直に認めて謝ることさえできれば、それだけで新社会人合格。このことさえわかっていれば、最初の何年かは生きていけると思う。

逆に不必要なものもある。それは

「プライド」「コンプレックス」「思惑」

これは僕の大好きな上司の教えなのだけど、どれも素直とは真逆の言葉である。

前に「プライド」について真剣に考えてみた事がある。僕が守っているプライドを1つひとつを検証してみた。「譲れるものは譲ってみよう」とよく考えてみたのだけど、必死になって守るべきものなどはなかった。今でもそうだ、特にプライドがあるわけでもないし「絶対にこれだけは譲れない!」なんてものは何もない。僕はそれまで守っていたプライドをすべて譲ってみてたくさんの発見をした。若者の気持ちをないがしろにするつもりはありませんが、社会に出たタイミングで自分の「こうしなくちゃいけない!」を一回捨ててみたらどうだろうか?きっと新たな発見があるはずです。

コンプレックス
これは乗り越えるしかない。
しかし意固地になってはいけない。誰かに褒められた時、それはきっとあなたの長所である。
「いやいやいや全然そんなすごくないですよ」
なんて言っている場合ではない。素直に認めて、自覚して、その長所を伸ばそう。コンプレックスは認知を歪める。そして自分の良さを隠してしまうのです。上司はあなたを褒めて伸ばそうとしているのだから一回調子に乗ってみよう。それが会社にとって欠かせない存在になる近道です。

そして一番ネックになるのは「思惑」だ。
これだけはやってはいけない。多分「素直」から一番かけ離れた感情が「思惑」なんだけど、そんなものは大体通用しないし、なんとなくバレている。バレている思惑ほどダサいものはないし、結果としては信用されなくなる。
思惑があると人からの評価を気にしだして自分を見失うのですが、それでも気になるなら、人を喜ばす事だけを考えてみよう。
思惑は自分ベースの考え方ですが、喜ばせる事は他人ベースの考え方です。どんな仕事も誰かの喜びに繋がっています。思惑ではなく想像力を働かせて誰かの喜びを作り出すのです。
僕は今までサラリーマンをしたり、バイトをしたり色んな仕事をしてきた。そして今はこうやってフリーランスとしてライターをやっています。
新社会人としてこれから色んな人と出会い、渡り合っていかなくてはいけない。
そんなあなたにもう一度この言葉を贈りたい。

「素直が一番大切。」

一年目は大変な事もたくさんあると思うけど、この言葉をあなたの心の隅にいつもおいて欲しい。