国崎先生の
ショートコラム

7月号(No.11)

交換しよう そうしよう♪
ほらっ安全なおへやに変身!

「室内を安全にしましょう」と言われて頭に思い浮かぶ対策が“家具の固定”や“ガラスの飛散防止対策”という人も多いでしょう。それらは大切なことではありますが、防災をやりすぎると室内の雰囲気を壊してしまいストレスを感じる人もいます。

じつは、ちょっとしたアイデアでストレスを感じずに防災を成功させる方法があります。それは、素材のチェンジです。室内にある生活雑貨類は、地震のときに勢いよくあちらこちらから飛んでくる恐ろしい凶器になります。しかし、家具のように固定ができず、無対策である場合が多いのです。そこで、紹介したいのがインテリアを諦めずに楽しみながら行う対策です。

最近はシリコン製品をよく見かけます。調理器具から食器類・掛け時計、照明器具などあらゆる製品にシリコンが使われています。これらは仮に勢いよく飛んできても割れにくい、散らばりにくい、体に当たってもけがをしにくい素材です。他に、レース、布、紙、革などもあります。子どもの成長の写真を飾るときも、写真立てのフレームをガラスや銀などの重くて硬い素材からフエルトや革のフレームに変えるだけで安全性はぐっと高まります。ごみ箱、傘立て、ティッシュボックス、収納ケースなど室内をぐるっと見渡して、生活雑貨の素材を確認し、買い替えのときは安全な素材を意識して選びましょう。日ごろからそのような素材を意識してみたら、様々な製品との出会いに楽しさを感じるかもしれません。