国崎先生の
ショートコラム

2月号(No.6)

親子で作ろう
非常食の王様料理!

災害時の食事といえば、非常食をイメージされる人も多いでしょう。断水、停電、ガスの供給停止で、火も水も使わずに食べられるもの、ということで選ばれる人が多いようです。しかし、災害時であっても普段と同様に栄養バランスを意識した食事を摂ることは重要です。自宅の耐震性が高いなら、自宅で過ごすこともできるので被災生活の食事内容を見直してみましょう。災害でガスが使えなくても、カセットコンロさえあれば”蒸す・煮る“以外のたいていの料理はできます。パスタを茹でて好みのパスタソースをかける、パックのご飯にレトルトの丼の具やカレーをかけるだけでも様々な味を楽しむことができます。

粉末のみそ汁や野菜スープ、デザートに缶詰のフルーツを添えれば見た目も豪華に。災害時は野菜不足になるので、野菜は下ゆでしてカットして冷凍しておけば自然解凍して美味しく食べられます。食べる順番は冷蔵庫の食品、食品庫の食品、非常食のように傷みやすいものから食べます。そして、非常食の王様といえば“サンドイッチ”です。水と火を使わずに具材を重ねるだけですぐに食べられ、栄養面も優れているのでおにぎりにも勝ります。冷蔵庫のレタス、キュウリ、キャベツ、トマト、ハム、チーズ、食品庫の海苔、コンビーフやツナ缶など家にはたくさんの具材があるはずです。食パンを多めに買って冷凍しておくと重宝します。災害時を意識して、家にあるものでどのようなサンドイッチが作れるか、具材を探して親子で楽しく作ってみてはいかがでしょう。